北欧の最新トレンドは?ヤコブセンやウェグナーを生んだデンマーク・コペンハーゲンのインテリア最新事情とは?
&Tradition/アンドトラディション
2010年の創業以来、アルネ・ヤコブセンやヴァーナー・パントンといった巨匠デザイナーたちの作品を復刻したり、ハイメ・アジョン、スペース・コペンハーゲンといった現代のデザイナーとも協業している&Tradition。コペンハーゲンのショールームでは各部屋ごとにさまざまなスタイリングを披露。 こちらの部屋では5組のデザインスタジオによるベンチの習作を展示。正面奥はアニエス・スタジオ、左はオール・ザ・ウェイ・トゥ・パリス、手前がジョンファ・ソによるもの。 また、一角ではルカ・ニケットによる3Dアート作品の展示も。壁に書かれた文字が、見る人それぞれの思い出へと誘います。 そのほか、イギリスのデザイナー、ロビン・デイの復刻作品を展示したコーナーや、ノルウェーのデザイナーデュオであるアンデシェン&ヴォルの新作の発表も。4階建てのショールームは小部屋に分かれており、部屋から部屋へと渡り歩くごとに異なるコーディネートが設えられている贅沢な空間を堪能することができました。 問い合わせ先/&Tradition
Muuto/ムート
ムートはコペンハーゲン市内にある ショップとオフィスの2か所で展示を開催。ショップの入り口ではアイスクリームを配っていて長蛇の列が! 写真はオフィスでの展示の様子。セシリエ・マンツによる「ワークショップチェア」や、ジェイミー・ウォルフオンドによる新作テーブルランプ「セットランプ」などがつくられるまでのプロセスが見られる仕掛けに。 オフィスは2フロアに分かれており、下階では家庭用の提案、上階ではオフィス用のコントラクト家具の提案が行われていました。ソファを組み合わせたり、シェルフで間仕切ったりと、いかに家具を活用してコーディネートすることができるのか、どのように家具を配置すれば空間を最大限活用できるのか、リアルなスタイリング術を数多く見ることができました。 今回の3daysofdesignのために用意したというコートヤードには、アンデシェン&ヴォルによる新作アウトドアソファが。華奢なフレームに木製のアームを携えたソファがハーブや野の花々が咲くなかに設置されている姿は、まさに北欧のアウトドアのモダンな提案ともいえるよう。ソファの軽やかさや、ローラー付きコーヒーテーブルのフレキシブルさは、まさにムートの真骨頂ともいえるスタイリングでした。 問い合わせ先/マーケット
北欧の最新デザインが集まる3daysofdesign。長い冬と短い夏をもち、暮らしや室内のインテリアについて深く考えてきたデンマークから発信されるインテリアやデザインは、どの提案も今の暮らしを真摯に見つめ、どのように暮らせば心地よいかと我々に投げかけてくれるようでした。3daysofdesignのレポートはまだ続くのでお楽しみに!