夏は恐竜!巨大骨格(全長約37m)の真下を歩いてくぐれる!? 体験型の展示が楽しい「巨大恐竜展」@横浜【9/13まで】
この連日の猛暑のなか、でも子どもたちには楽しい体験をしてほしい……そんな時に頼りになるのが、夏休みに合わせて開催されているさまざまな展覧会。なかでも今、パシフィコ横浜で開催中の「巨大恐竜展 2024」は、従来の展覧会とはひと味違った体験型の展示が話題なんです! 【写真25枚】「巨大恐竜展」@横浜の写真レポートを見る。全長37m世界最大級の竜脚類「パタゴティタン・マヨルム」など見どころたくさん!
クジラやマンモスも!恐竜を身近に感じる「よくばり展示」
クジラにホッキョクグマ……会場に入ると、まず目にとびこんでくるのが今の地球上に生きている「巨大」な生き物の骨や剥製です。絶滅したマンモスや鳥類の標本、巨大なアンモナイトの化石なども展示。 そう、この恐竜展の前半部分において大きな魅力になっているのが「今・昔を飛び越えて、さまざまなものが一緒に展示されている」こと! あえて時代ですっぱり分けずに並んでいることで、恐竜が今と地続きの地球でたしかに生きていたんだなと実感します。 そして「巨大」というだけあって、間近で見るととてつもなく大きい! 写真や映像で見るよりもずっと迫力がありますよ。 ちなみに、「巨大化」というのは生き物の進化のかたちのひとつなのだとか。大きいほうが体温を保ちやすかったり、生存競争に有利だったりするんですね。……にしても、こんなに大きな体を維持するだけの栄養をとるのは大変なのでは? そんなギモンについても展示を通してしっかり学べます。 陸・海・空、いろいろな時代の生き物の大きさを目に焼き付けたところで、いよいよ恐竜が登場します。 ワニのような頭に、大きな背びれが印象的! 水辺でくらした恐竜「スピノサウルス」が水中で泳ぐ姿で再現されています。 もちろんティラノサウルスやトリケラトプスなど、人気の恐竜も登場します。 恐竜というと、モンスターや怪獣のような、空想上の生き物のようなイメージで描かれることも多くあります。ですが実際はクジラやホッキョクグマなどと同じように、環境に適応しながら少しずつ進化していった結果、「巨大化」をはじめとしたそれぞれの特徴を獲得していったんですね。 恐竜は約6600万年前にほとんどが地球から姿を消してしまいましたが、一部が鳥へと進化していって今の地球でくらしている……そんな生命の連鎖に思いを馳せるきっかけにもなりそうです。