大阪・みさき公園が営業再開 新型コロナウイルスで休園・今月末で閉園も利用客「待ちにまった再開」
大阪・みさき公園が営業再開 新型コロナウイルスで休園・今月末で閉園も利用客「待ちにまった再開」
新型コロナウイルス感染拡大防止のため先月29日から休園していた大阪府岬町の「みさき公園」が24日午前、屋外施設の営業を再開した。入園時には検温や手の消毒が行われるなど、多くの職員がウイルス対策を実施していた。同園は南海の運営撤退と同時に31日で63年にわたる営業を終了する。 【中継録画】営業再開、みさき公園から中継
入園時に検温や消毒
同園によると、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、来場者には入園前に職員により非接触体温計での検温が行われ、体温が37.5度以上の場合は入場を断る場合があるという。アトラクションも、観覧車、おばけ屋敷、ゲームコーナーといった屋内施設は、感染拡大防止のため営業中止となった。 また、イベントホールで行われる予定だった同園63年の歴史を振り返る卒園展や野外ステージで行われる予定だった人形ミュージカル、キリンやレッサーパンダのエサやり体験、動物ふれあい広場、わくわく電車らんども、屋内や人がたくさん入るスタンド席などがあるため、中止となる。 アトラクションも、ジェットコースターなどは1列ずつ間隔を空けるなどの措置をとっている。
園長「検温などは思ったよりスムーズに」
同園の真貝征志郎園長は「きょうは、南海電鉄本社からも応援の職員が来てくれて、検温や消毒の作業にあたっています。早い人は朝8時から並んでくださってました」と笑顔をみせる。 開園前から多くの人が列をなしていたが、検温作業も思ったよりスムーズにいったという。真貝園長は「残りの営業日も職員はしっかり対策をとりながら、お客様にみさき公園を楽しんでいただければと思います」と話していた。
朝早くから並んだという岸和田市の30代の女性は「友達家族と来ましたけど、わたしたちもずっと通ってました。子どもたちも残念がってますが、こうやって最後の営業再開をしてくれて本当にうれしいです。待ちにまった再開なので」と笑顔で話す。
泉佐野市から来たという50代の女性は「私らも子どもの時から来てました。ここで育てられたようなものです。休園のまま閉園するかと思ってましたが、こうやって再開してくれてうれしいです。動物さんとも、ちゃんとお別れしたいと思います」と話していた。