510万円から! トヨタが新「アルファード」発売! 一部改良で何が変わった? シンプルだけど十分豪華な“最安グレード”「X」新設定!
「アルファード」に追加された「X」どんなグレード?
トヨタは高級ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の一部改良モデルを2025月1月7日に発売しました。 なかでも注目されるのは、アルファードのハイブリッド車に新たに設定された「X」というグレードです。 一体どのような特徴があるのでしょうか。 【画像】超カッコいい! これが「一番安いアルファード」です! 画像で見る(30枚以上)
初代アルファードは2002年に登場。押し出しの強いデザインや高級仕立ての内装を採用し、高級ミニバンとしての確固たる地位を築きました。 4代目となる現行モデルは2023年6月に登場。「TNGA GA-K」プラットフォームの採用によるボディ剛性や走行性能など、基本性能を大幅にアップしたほか、内外装デザインの刷新や、先進運転支援「トヨタ セーフティ センス」の熟成も図られました。 今回の一部改良では、アルファードおよびヴェルファイアに2.5リッターPHEV(プラグインハイブリッド)を国内ミニバンとして初めて設定しています(2025年1月31日発売)。 さらに、アルファードでは、同車唯一の8人乗り仕様としてXがラインナップに加わりました。 このXは、必要十分な装備を搭載するアルファードの最廉価モデルとして投入。“素のアルファード”といえる存在ですが、パワートレインは2.5リッターハイブリッドのみとし、内外装なども上級グレードとは異なります。 Xの外観は、3眼のLEDヘッドライトが装着されますが、流れるように点灯するシーケンシャルターンランプやデイタイムランニングランプは採用されず、フォグランプやオートレベリング機能もありません。 フロントドアガラスはUV(紫外線)・IR(赤外線)カットと撥水機能が無いタイプとし、ホイールはベーシックなシルバーメタリック塗装の17インチを装着しました。 また、ボディカラーは「プラチナホワイトパールマイカ」と「ブラック」の2色のみで、上級グレードにラインナップされる「プレシャスレオブロンド」は選択できません。 内装は、インパネは合成皮革巻きではなく、「グラファイトメッシュ」パターンとブロンズ塗装のX専用仕様を装着。ドアトリムもグラファイトメッシュのパターンで、合成皮革巻きは省略されました。 さらにハンドルは、木目調ではない本革巻きを採用。電動チルト・テレスコ機能やヒーター無しのシンプルなものです。 シートも1列目・2列目がそれぞれ異なり、1列目は電動調整ではなくマニュアル調整式となり、表皮はファブリック素材を採用。ヒーターやベンチレーション機能はありません。2列目シートは、6:4分割の3人がけチップアップシートで回転式アームレストが備わります。 3列目シートが5:5分割のスペースアップシートとなるのは他のグレードと同じですが、3列目を跳ね上げて座面をチップアップし、前方にスライドさせると、アルファードの中でも最大のラゲッジ容量を確保することができます。 機能装備では、パワーバックドアや左右独立ムーンルーフなどが省かれ、エアコンは前席のみ左右独立で、リアは2・3列目と左右シートで共通温度・風量となる3ゾーン方式としました。 ディスプレイオーディオは、上級グレードには14インチの大型モニターが装着されるのに対し、Xは9.8インチのモニターを搭載。スピーカー数は8となりますが、Apple CarPlayやAndroid Autoが接続でき、フルセグTV視聴やT-Connectにも対応しています。 先進運転支援システムについては、プリクラッシュセーフティや全車速のレーダークルーズコントロール、運転の先読みアシスト「プロアクティブドライビングアシスト」などを含めた「トヨタ セーフティ センス」を標準装備。 一方で、緊急時操舵支援や、「アドバンストパーク」「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」などの高度なアシストをおこなう「トヨタチームメイト」は設定がありません。 ※ ※ ※ アルファードXの価格(消費税込)は、2WDが510万円、4WD(E-Four)が532万円です。 同グレードのひとつ上級に当たる「Z」のハイブリッド車(2WD:555万円/E-Four:657万円)よりも125万円安い設定となっており、非常に手頃な価格を実現しています。
くるまのニュース編集部