大阪国際の宮川絢花・琴花ツインズが磨いたブロックで完勝に導く 春の高校バレー
「ジャパネット杯 春の高校バレー」として行われる第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日は6日、東京体育館で行われ、女子2回戦で、大阪国際が八王子実践（東京）をストレートで下した。 【トーナメント表】第77回春高バレーの男女別組み合わせ 約半年分の進歩をコートで示した。昨夏の全国高校総体4強の大阪国際は双子で身長184センチの姉・絢花と175センチの妹・琴花（いずれも3年）の宮川姉妹が躍動。総体準々決勝では辛勝した八王子実践を寄せ付けず、絢花は「1点1点、勝ち切ることができてよかった」と汗をぬぐった。 1、2セットとも2人が前衛で並ぶローテーションで連続得点を奪い、チームを勢いづけた。「総体は間をやられることが多かった」（琴花）というブロックはぴたりとそろい、相手の攻撃力をそいだ。 中学時代、「身長が高かったから」とバレーを始めた。キャリアは浅いが、「自分たちが壁として機能しないと貢献できない」と絢花。足の運び、手の出し方…。基礎から磨いたブロックで完勝へ導き、小林明央監督は「うちに来たときは全然やったんですけどね」とうれしそうだった。 就実（岡山）が双子の深沢めぐみ、つぐみ姉妹が核となり、連覇したのは3大会前のこと。春高に再び双子旋風を巻き起こせるか。琴花は「3年生の意地を見せたいし、絢花と息の合ったブロックを見せたい」と意気込んだ。（川峯千尋）
