明治大学、開幕5連勝を目指し、夏に敗れた筑波大学とのリベンジマッチに挑む。ラグビー関東大学対抗戦
しかし、筑波大は決して侮れる相手ではない。夏に行われた今年度の菅平合宿では、練習試合ながらも31-35という接戦を制しきれず、悔しさの残る敗北を喫している。そのため明大は油断するどころではなく、むしろ挑戦する気持ちで試合に臨まなくてはならない。「チャレンジャーの気持ちを持って、自分のやるべきことをしっかりとやっていきたい」(萩井耀司・商1=桐蔭学園)。
筑波大はスピードと高いスキルを併せ持つタレントぞろいのBK陣が特徴。FW(フォワード)陣も合わせた多彩な攻撃パターンによる、高い攻撃力が脅威となるチームである。少しでも隙を見せれば、鋭いアタックで明大陣営をかき乱してくるだろう。
また、注意すべきはオフェンス面だけではない。「筑波大は多彩なアタックはもちろんのこと、堅いディフェンスが印象にあるチーム」(HO/フッカー西野帆平・文3=東福岡)と高い守備力も警戒しなければならない。どれだけ粘り強く自分たちのアタックを継続し、強みである攻撃力を発揮できるかが勝敗を分けるカギとなる。
第5節となる筑波大戦以降は帝京大学、そして宿敵・早稲田大学と強敵たちとの戦いが続いていく。だが、相手が強くなっていくからこそ「自分たちにフォーカスして、練習の中でやってきたことに自信を持って自分たちのラグビーを展開していきたい」(伊藤龍)とやるべきことは決まっている。
今試合で筑波大へのリベンジを果たし、対抗戦終盤に向けての追い風とすることはできるだろうか。明大にとって今季の明暗を分ける重要な一戦となることは間違いない。
文:久保田諒/写真:廣末直希、井垣友希(明大スポーツ新聞部)
明大スポーツ新聞部