最上もが、ネットの中傷問題で意見 芸能人のSNSの使い方にさまざまな声
最上もがが20日、自身のツイッターで、ネットにおける中傷にふれ「メンタル弱い芸能人はSNSやめた方がいいってなんなんだろう」などと持論を述べた。このところ芸能人に限らず社会問題化してきたネット上の誹謗中傷問題だが、最上のツイートをめぐりツイッター上にはさまざまな意見が出ている。
最上のツイートにさまざまな声が寄せられる
最上は「メンタル弱い芸能人はSNSやめた方がいいってなんなんだろう。人を叩くような人、平気で悪口を世の中に晒したり、批判的な意見を一方的に投げつける人のがSNS向いてないと思っちゃう」とツイート。この日は、春名風花がツイッターでの中傷で名誉を傷つけられたとして投稿者を相手どり損害賠償を求めた訴訟で、投稿者側が示談金約315万円を支払うことで和解が成立したというニュースが報じられた。 ネット上には「最上もがさんのこの言葉に1000%同意します。中傷や嫌がらせやストーキングにSNSを使うことがまず違うっていう大前提をみんなで共有したいです」、「日本だけSNSとか全て禁止して、こんな情報社会になる前の日本に戻ればいいのに。。。」といった共感の意見が相次いでいる。またほかには「ごもっともですが悪口を言う人は無くならないんですよ。犯罪がこの世から無くならないように。だからメンタル弱い人はSNS辞めた方が良いには同意です」、「誹謗中傷する人が100%悪いのは勿論そう。でも、自分を守ってあげることも必要だと思う。私もキラキラした芸能界の世界に憧れてたけど、耐えられない事の方が多そうだったから諦めたよ」と、誹謗中傷は悪いがやはりメンタルが弱い人はSNSをやらないなどの自己防衛をしたほうがよい、といった意見も。さらに「芸能人だからって批判されるのが嫌なら匿名でやれば」、「鍵垢にすればいい」、「批判や反論も誹謗中傷で一括にされるのは違う」など、さまざまな声が上がっている。
ネットの誹謗中傷、社会問題化 情報開示の手続き簡素化へ
最上は5月にも「公開アカウントで発言した時点で世の中に自ら晒しているし、悪口だったとしたら本人が見る可能性がある、ということを自覚してない人って多いよね。本人に直接リプしてないからセーフ、なわけでもない。。みんな言ってるから大丈夫って思っちゃうのも恐ろしい。もっとやさしい言葉が増えたらいいのにな」、「傷がついていたのに、放っておいたからどんどん拡がってった。言葉の暴力はだめだよ、不特定多数からの悪意のある言葉で傷つくんだよ、自分を追い詰めるんだよ、そう言わないと減らないんじゃないかなと思うから言ってます。放っとけ、気にすんな、ってそれだけでは回避できない人もいます。人間だもの」とツイートしており、ネットにおける誹謗中傷問題について真剣に向き合っているようだ。 昨今、ネット上の誹謗中傷は芸能人の場合に限らず社会問題化しており、総務省は今月10日に開いた有識者会議で制度改正に向けた中間案を示し、SNS運営企業に情報開示請求の訴訟を起こさずとも、被害者が裁判所に開示請求すればその是非を判断してくれる新たな仕組みを提示。手続きを簡素化することで被害者の負担軽減を図る方向で、11月に最終案をまとめるという。 (文:志和浩司)