ロボット掃除機が動きやすい間取りの家。建具選びや収納スペースのつくり方も参考に
これからの家づくりは、ロボット掃除機の動きやすさも意識してみましょう。3年前にハウスメーカーで家を建てたライターは、上つり引き戸を採用、置き家具の代わりに壁に収納スペースを設けました。ソファは脚があるものを選び、配線コードが床を這わない工夫も導入。掃除のストレスが以前の住まいより減って、快適に暮らしています。
ロボット掃除機が掃除しやすい家にしたい!
筆者は、3年前にハウスメーカーで、2階建ての注文住宅を建てました。1階には玄関、LDK、趣味室、トイレが。2階には、浴室、洗面所、ランドリールーム、主寝室、子ども部屋、トイレ、来客用のスペースがあります。この家に筆者、夫、小学生の息子2人(9歳と7歳)の4人暮らしています。 設計時から、ロボット掃除機が掃除しやすい家にしたいと考えていました。そうすれば筆者の家事の負担も減り、自分のために使える時間が増えると考えたからです。 なかでもいちばん長い時間を過ごし、かつ汚れやすい場所であるLDKと、汚れがちな玄関は、ロボット掃除機が掃除しやすいよう、いろいろ工夫しました。具体的に紹介していきましょう。
ロボット掃除機が通りやすい間取りと通路幅に
ロボット掃除機は、通路が狭いと入れなかったり、方向転換ができなくて止まったりします。そうしたことが起こらないよう、まず間取りや通路幅を、しっかり確認しました。 わが家は回遊できるオープンなひとつながりの空間で、扉も玄関との間のみ。ロボット掃除機がスムーズに動き回れる間取りです。動きやすいように、ラグやカーペットを敷いていません。
LDKと玄関の間は床にレールのない「上つり引き戸」に
玄関はLDKと隣接しています。玄関もLDKと一緒に、毎日ロボット掃除機で掃除したいと考えたからです。 また、上の写真のように、LDKと玄関の間の扉は「上つり引き戸」にしました。ですから、床には引き込みのためのレールがありません。 レールによる段差がなければ、ロボット掃除機が引っかかることがありません(ちなみに筆者は、掃除機が通過する際に発生するガタガタ音も避けたかった)。「上つり引き戸」のおかげで、ストレスなしです。