食べ過ぎ・肥満の原因は睡眠不足にある!?【睡眠改善でヤセ体質に】入眠を促すリラックスヨガ
痩せたいから食事に気をつけようと思っていても、ついつい食べてしまう…意志の弱さを嘆いて自分を責めてしまいがちですが、実は睡眠不足が影響しているかもしれません。今回は質の良い睡眠へ導く、おすすめのポーズのご紹介です。 *写真で詳しいやり方を見る→【睡眠改善でヤセ体質に】入眠を促すリラックスヨガ ■睡眠不足が太る原因になる理由 1.食欲増進ホルモンが増す 体内で発生する物質として、「レプチン」という食欲を抑制するホルモンと、「グレリン」という食欲を増進させるホルモンがあります。睡眠不足になると、レプチンの量が減少してグレリンが増加し、肥満につながるといわれています。 2.活動量の減少 睡眠時間が慢性的に不足している状態は、集中力の低下や意欲の低下につながります。意欲が低下すると運動などのやる気も起きず、活動量が減り、結果として太る原因となる可能性があります。 眠りたいのになかなか眠れない…寝付きが悪いと感じたら、寝る前にヨガを取り入れてみましょう。 ■寝る前にヨガをするメリット 1.体の緊張をゆるめる 眠れない原因の一つに、コリや歪みといった筋肉の張り・緊張が考えられます。ヨガをすることで筋肉を緩め、ほぐすことで血流がよくなりリラックスしやすくなります。 2.自律神経を整える 寝る前にリラックスするには、自律神経が整っていることが大切です。 自律神経とは、内臓機能の調整、消化吸収、老廃物の排出、体温の調節など「動かそう」と思わなくてもカラダの機能をコントロールしてくれている神経のこと。自律神経には交感神経と副交感神経があり、この二つの神経のどちらかが優位な状態が、一日の中で交互に入れ替わってバランスを取っています。 日中は活動するために交感神経が優位に、夜は睡眠に入るために副交感神経が活発に働きます。このバランスが乱れると夜でも緊張状態が続き、なかなか眠れない、日中なのにだるさや眠気によってやる気が出ないなどの症状が現れます。 夜、副交感神経を優位にするためには、お腹がしっかり膨らむ深い呼吸をゆっくりと行うヨガの呼吸がおすすめ。呼吸をする時の横隔膜の動きは、脳内で感情の動きを司る情動部分に刺激を送るため、リラックス効果が高まります。睡眠前のヨガで、深い呼吸を行いスムーズな眠りへと導いていきましょう! ■寝る前におすすめ!3つのヨガポーズ 1.仰向けになり、両膝を胸の前で軽く抱える。深い呼吸で1分を目安にキープする。 2.足裏を合わせ、股関節を広げる。両手を持ち上げ、肘を曲げ、肘を掴む。深い呼吸で1分を目安にキープする。 3.両膝を伸ばした仰向けになり、お尻を浮かせてお尻の下に手を並べて入れる。 肩甲骨を寄せて胸を高くする。両肘で床を押し頭を浮かせ、喉を伸ばして頭の上を床に下ろす。 深い呼吸で1分を目安にキープする。ゆっくりと頭を下ろし脱力し、ポーズから解かれた余韻を味わう。 ライター/ひるかわえみこ(ヨガ講師)
ひるかわえみこ