ロボット掃除機が動きやすい間取りの家。建具選びや収納スペースのつくり方も参考に
埋め込みの収納棚を設置し、障害物を減らす
じつは筆者、以前の住まいでもロボット掃除機を使っていました。しかし、そのときは、以下の2つのことが気になっていました。 ・床に置いているものが、よく巻き込まれる ・でっぱっている置き家具に、ガンガンぶつかる そこで、床にものを置かなくてよいように、壁に埋め込み型の収納棚(造作家具)をつくりました。上の図の丸印で示しているのが、その収納棚です。LDKに4か所、玄関に2か所あります。 これにより収納場所を十分確保でき、置き家具によるでっぱりを減らせました。もし、急いでいるときに床にものがあったら、とりあえず収納スペースに押し込んで、ロボット掃除機を作動させます(笑)。 こちらが実際のリビングの様子。手前の棚や、ダイニングテーブルの後ろに扉つきの埋め込み収納があります。置いている家具はテレビボードとソファ、ダイニングテーブル、イスのみ。 ロボット掃除機を動かすときは、ダイニングのイスは(大人用の2脚だけにはなりますが)逆さにしてテーブルにのせて、より障害物がなく動きやすいようにしています。すると掃除の仕上がりもきれい。
ソファは下を通れる高さを条件に選定
ソファの下は、結構、ホコリがたまりやすい場所。そこで、新居に置くソファを選ぶ際は、ロボット掃除機が下を通れる高さを条件に探しました。 この家に住み始めてからは、いちいちかがんで、掃除機をあてることもなくなりました。以前はサボりがちでしたが、毎日ロボット掃除機に掃除してもらえることで、気持ちよく過ごせています。
ただし、オーディオ機器の場所は禁止エリアに
ロボット掃除機に全体を掃除してもらいますが、アプリの設定で掃除しないエリアを一部つくっています。それがテレビボード付近です。 こちらがアプリ画面。赤い斜線が、立ち入り禁止エリアにした場所です。テレビボードのラインから奥は、掃除しないようにして、どうしても床置きしないといけなかった、高価なオーディオ機器や植物の鉢はここへ。絶対ぶつからないから、安心してロボット掃除機を使えます。 ぶつかると危ないものを集約することで、自分で掃除するエリアが少なくでき、しかもそんなに汚れない場所なので、毎日やらなくても気になりません。結果、掃除がかなりラクに。