こぼれ種で毎年キュートな花咲く一年草5選《増えすぎ要注意》適切な管理のポイントも紹介
枯れたはずの花が翌年思いがけず芽を出して、再び私たちを楽しませてくれることがあります。 ◆【写真7枚】シックな花をうつむきがちに咲かせる「セリンセ・マヨール」他、《こぼれ種で毎年キュートな花が咲く一年草》をご紹介! 植物は花が枯れたあとに種を作るので、落ちた種から発芽しても不思議なことではないのですが、種が落ちたからといって、全ての植物が自然に発芽するわけではありません。 そこで今回は、こぼれ種でも毎年キュートな花を咲かせる一年草について参考価格とともに紹介します。さっそくみていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【増えすぎ要注意?】こぼれ種で増える植物で《知っておきたい注意点》
こぼれ種で増える植物は、そもそも放置していても増えるくらい丈夫な性質を持っています。自然のままにしていると増えすぎる場合があるので注意が必要です。他の植物の生育を阻害することもあるので、適切に管理をしましょう。 一方で、自然と生えてきた植物は園芸店やホームセンターで購入した苗と異なり、手間をかけていない分、苗が軟弱な場合も。 植え替えても問題のない植物であれば、ポットに移し替えて、ある程度大きく育つまで育苗をするのもよいでしょう。思っていないところから生えてきた場合も同様に、ポットに一度植え替えて育てるのがおすすめです。
こぼれ種で毎年キュートな花が咲く一年草5選
●ジャーマンカモミール 春から初夏にかけて開花するジャーマンカモミールは、ホワイトの小花が愛らしいハーブ。群生すると爽やかで清々しい風景が楽しめます。 花は収穫することもできますが、種をつけるまでそのままにしておき、再び開花するのを待つのもおすすめ。種が飛ばされて、あちこちで発芽する可能性があるので適切な管理が必要です。 ※参考価格:200円前後(種) ●ニゲラ ニゲラは春から夏にかけてユニークな花を咲かせる一年草です。花後にできる果実の形が独特で、これをドライフラワーにすることも。 果実はそのままにしておくと裂けて、なかから種が落ち、翌年花を咲かせます。こぼれ種で増えやすい植物です。 ※参考価格:300円前後(3号ポット苗) ●ヤグルマギク 花弁が矢車のような形のヤグルマギクは、爽やかで美しい花が咲く一年草です。開花期は冬から夏までで、切り花としても楽しむことができます。 非常に強健な性質で、種からも育てやすい植物です。ヤグルマギクも、こぼれ種からよく増える植物です。 ※参考価格:500円前後(3号ポット苗) ●セリンセ・マヨ―ル セリンセ・マヨ―ルは、ベル型のシックな花を咲かせる植物です。開花期は春で、パープルやイエローの花を引き立てるシルバーグリーンの葉も大人っぽい印象です。夏までには開花が終わり、そのあと種をつけます。 ※参考価格:100円前後(種) ●ホワイトレースフラワー 繊細でふんわりとした雰囲気の花を咲かせるホワイトレースフラワー。ガーデンをロマンチックな雰囲気に演出する一年草です。草丈が高く、切り花としても人気の植物です。 丈夫な性質で、春と秋に種をまいて育てることができます。こぼれ種からも発芽しやすい植物です。 ※参考価格:400円(3号ポット苗)
まとめにかえて
今回は、こぼれ種でも毎年キュートな花を咲かせる一年草について紹介しました。 種が落ちて、翌年も再び開花する植物は他にもたくさんあります。庭のあちこちで発芽する場合もあるので、お気に入りの植物を増やしたい場合は、雑草と間違えて抜かないようにしましょう。 気に入った植物の苗や葉の状態は、できれば覚えておくのがおすすめです。こぼれ種で発芽したとき、草と間違える可能性も低くなります。 発芽した苗はポットに植え替えて大事に育てると、再び可愛らしい花を楽しむことができますよ。
LIMO編集部