【児島ボート・GⅢオールレディース】石丸小槙 ママになって初勝利
<24日・児島ボート・初日> 【記者コラム・造田大の大勝負】 129期の石丸小槙が産休から復帰後、初勝利を決めた。初日7R、3コースからまくり差して首位争いに加わると、1周2Mの好旋回で先頭に浮上。昨年1月のまるがめ以来の白星をつかんだ。 同じ香川の田頭虎親(122期)と結婚。昨年4月から産休に入った。ママでの初勝利に「出来過ぎですね」と笑みを浮かべた。 「子どもが急に熱を出すなどして、あまり練習できずに復帰した。正直、もう少し準備してから復帰したかったです」。長男は9カ月とまだ幼いが、復帰を決めたのには理由がある。「来期から成績を残さないと引退になるので…」。2021年11月に初出走。あと2カ月で、デビューから3年が経過する。来期以降は、4期通算勝率で3.80を下回ると引退勧告を受けるため、危機感を覚えて水上に戻った。 「兄(海渡・112期)みたいだった? いやいや。兄はもっとすごいですから」。本人は謙遜するが、先述の1周2Mのターンはすごかった。強制引退とは程遠いはず。今節をきっかけに、来期からの戦いに弾みをつける。▼6Rは堀之内紀代子が4コースから豪快にまくれば、石丸にまくり差しのチャンス。5―126―1246。 ▼9R(喜多那由夏) イン薮内瑞希は転覆の影響で舟足ダウンの恐れがある。「出足も伸びも悪くない」という喜多が2コースから差し切る。2―134―134。