遂にTouch ID廃止か―次期「iPhone SE」は“今風”デザインに大幅刷新の可能性 高性能化に期待も値上げの懸念高まる
iPhoneシリースのなかでも人気の高い廉価版「iPhone SE」をめぐり、次期モデルとされる「iPhone SE 4(仮称)」に関する新たな予想が浮上。2025年の早い段階に出る可能性があるなど、発表への期待が寄せられている。 【画像】公式曰く「不動の人気者」のTouch IDですが…革新が期待されるiPhone SE(参考写真) 「iPhone SE」はiPhone無印の廉価版モデルとしてこれまで2016年、2020年、2022年と3世代で展開。現行機種が発売されて2年半が経とうとするなか、以前より新機種の投入が複数のインサイダーから指摘されていた。 そして先日、著名なアップルアナリストとして知られるマーク・ガーマン氏が新たな情報を共有、iPhone SE 4は2025年初頭の発売を予定しているという。現行機種と同様に中国などの市場でのシェア維持が狙いにあるようだ。 そして、以前から最も注目されていたデザイン面では「やっと」なのだろうか、これまで踏襲していたiPhone 7/8系デザインからの脱却を図るとされており「iPhone 14に近い外観」の採用が濃厚だという。 これはつまり、指紋認証(Touch ID)ならびにホームボタンの廃止を意味し、画面上部に顔認証のFace IDのノッチ(切り欠き)が付いた「今風」のデザインになる見通し。
性能向上にも期待寄せられる
性能面に関しては、同氏は「Apple Intelligence」機能を想定したプロセッサを搭載すると想定。AI機能群であるApple Intelligenceは日本国内で2025年から対応予定だが、利用するには「A18」チップと8GBのRAMが要件となっており、SE 4もこれらの仕様を満たすことが確実視されている。 また、同氏が以前に予想していたOLED(有機EL)ディスプレイの採用に関しては、未だその確定的な情報は得られていないが、台湾の一部の現地メディアが「アップルが(SE向けOLEDの)調達を開始した」と報道するなど、こちらも期待が高まっている。 一方で気になる点としてはやはり価格。現行機種は62,800円から販売されているが、前述する要件を満たしつつ、直近の不安定な相場を加味するとなると値上げは想定内にしておいたほうが良いかもしれない。
編集部 IT/デジタル担当