「けやぐ」「おしょうしな」「どちらいか」「とっとっと」 47都道府県別大切にしたい方言
それぞれの土地で育まれ、受け継がれてきた方言。共通語では表現しきれない微妙なニュアンスや感情を伝える言葉が多数あります。ソニー生命保険株式会社は、2024年10月に全国の20~59歳の男女4700人を対象に、10回目となる「47都道府県別 生活意識調査」を実施。その中で「自県の自慢の言葉」について聞きました。 【写真】大切にしたい方言の数々 この調査では、全国47都道府県それぞれから均等に100名ずつ回答を集めました。自慢すべきご当地の言葉について尋ねた結果、以下のような言葉が寄せられました。調査結果の一部をご紹介します。 ▽北海道・東北 北海道「なまら(とても、すごく)」、青森県「けやぐ(友達)」、宮城県「だっちゃ(〇〇だよ)」、山形県「おしょうしな(ありがとう)」 ▽関東 茨城県「だっぺ(〇〇でしょ)」、千葉県「あおなじみ(青あざ)」 ▽北陸・甲信越 新潟県「じょんのび(ゆったり、のんびり)」、富山県「きときと(新鮮な)」、福井県「おちょきん(正座)」、山梨県「わにわに(ふざける)」 ▽東海 岐阜県「えらい(疲れた、だるい)」、愛知県「どえりゃー(ものすごく)」 ▽近畿 滋賀県「だんない(差し支えない、大丈夫)」、大阪府「なんでやねん(なんでだよ)」、兵庫県「ごじゃ(めちゃくちゃ)」、奈良県「まわり(準備)」 ▽中国・四国 島根県「だんだん(ありがとう)」、徳島県「どちらいか(どいたしまして)」、香川県「なんしょん(何をしているの?)」、高知県「はちきん(男勝りの女性)」 ▽九州・沖縄 福岡県「すいとーと(好きだよ)」、長崎県「とっとっと(取っている)」、熊本県「もっこす(意地っ張り、頑固者)」、鹿児島県「おやっとさあ(お疲れ様)」、沖縄県「めんそーれ(いらっしゃい、ようこそ)」 ◇ ◇ 調査では、現在住んでいる都道府県について「方言のカワイさ」を自慢できるかどうかも尋ねています。その結果、「方言のカワイさが自慢できる」と答えた人が最も多かったのは「福岡県」(22.0%)でした。理由としては「博多弁は可愛いとよく言われる」(20 代女性)といった回答がありました。次いで、2位は「広島県」(18.0%)、3位は「京都府」(13.0%)となりました。
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