野球とゴルフのプロ4人が市内で自主トレ、イップス研究所の河野所長との出会いが縁【宇部】
宇部市野球場「ユーピーアールスタジアム」で、プロ野球千葉ロッテの国吉佑樹投手(33)ら3選手とプロゴルファーの北川祐生選手(34)が自主トレーニングを行っている。19日まで市内に滞在し、午前中はスタジアム、午後は2階のトレーニングジムなどを活用。午前中のグラウンド練習は観客席で自由に見ることができる。 国吉選手と北川選手は、横浜催眠心理研究所とイップス研究所の所長で、2011年から3年間、福岡ソフトバンクのメンタルアドバイザーを務めた市出身の河野昭典さん(66)の指導を以前から受けており、昨年から市内で自主トレを行っている。 国吉選手から話を聞いたチームメートの東妻勇輔投手(28)と八木彬投手(27)も今年から参加。さらに河野さんの指導を受けるアマチュア選手もスポット参加しており、19日までに延べ24人が同球場で汗を流す。 トレーニングは、元プロ野球選手で現在はパーソナルトレーナーとして活動する一二三慎太さん(32)が指導。選手たちは初日の6日から精力的に筋力トレーニングもこなした。 国吉選手は「ホーム球場(ZOZOマリンスタジアム)と同じ人工芝を使っているので、感触良くトレーニングできている。2月1日から始まるキャンプに向けて良い準備をしていきたい」と話し、順調な調整ぶりをうかがわせた。 初の市内での自主トレとなる東妻選手と八木選手は「本拠地と同じ感覚で練習できている。合同でやる分、追い込んだトレーニングになるのは大きい。キャンプインまでにしっかりと体を仕上げたい」と語った。 北川選手は「野球場でのトレーニングは新鮮。プロ野球選手との合同自主トレはきついけれど刺激になる。昨年も市内でトレーニングして、チャレンジツアーで2位に2度入ったので、今年は優勝を目指したい」と意気込んでいる。 18日午前10時からはイップス研究所主催で、市内の少年球児を対象とした国吉選手らによる野球教室を同球場で行う。スタンドからの観覧は自由。選手たちの受け入れ先にもなっている河野さんは「宇部を少しでも活性化したいという思いもある。本物のアスリートの練習を間近で見てもらえれば」と話した。