思い思いのスポーツ満喫 山口大医学部「めで部」企画に親子連れ【宇部】
山口大の医学部生でつくる学生団体・めで部(松岡理代表)主催の「Theスポーツデー」は22日、宇部市野球場「ユーピーアールスタジアム」で開かれた。親子連れなど422人が来場し、人工芝のグラウンドで野球、サッカー、ドッジボールなど思い思いのスポーツを楽しんだ。 3月にリニューアルオープンし、内外野に人工芝を導入した球場で、幅広い世代に思い切り体を動かしてもらおうと初めて企画した。 外野に野球、ストラックアウト、モルック、ミニサッカー、ドッジボールなどのコーナーが開設され、子どもたちはプレーしたい競技を楽しんだ。内野には市の「GoGoあそぼうCAR」の遊具が広げられ、親子で楽しむ姿も見られた。 川上地区から訪れた山根悠誠ちゃん(6)は「ボール投げが楽しかった」と笑顔。母の利恵さん(35)は「転んでも痛くないし、いろいろな運動を体験させてもらえた。学生さんの目もたくさんあり、安心して遊ばせることができた。また開催してほしい」と話していた。 松岡代表は「親子100人くらい来てくれたらと思っていたけれど、たくさんの人に来場してもらえてうれしい。子どもの学力向上と経験の場の提供という目的に応じた活動を広げたい」と今後を見据えた。 同球場を管理する市スポーツ協会の千葉泰久理事長はイベントを視察し「学生が実施した意義は大きい。協会としても、整備中の恩田スポーツパークが楽しんで集う場所になる手応えも得られた」と話した。