投資は常に「選択」の繰り返し! 投資の基本を改めて確認しよう
投資は選ぶことから逃れられない
投資信託は投資のプロが作った商品で、投資のプロは、その商品の運用状況を確認し続けます。そのため、投資を始めたばかりの人は、そのプロが見守る安心感があるため、その商品を購入します。 その安心感が投資信託にかかる手数料だと言えます。しかし、その手数料は「購入したとき」「保有しているとき」「売却したとき」にかかり、商品ごとにその費用の額も異なるため、その額を比べる必要があります。 さらには、金融機関ごとに購入できる投資信託の商品が異なり、A証券会社で購入できる商品がB証券会社では購入できないということもあります。そのため、金融機関選びも必要です。 このように考えると、投資は「選ぶ」という作業から逃れることはできません。その面倒くささを少し解消してくれているのが、NISA対象になっている商品です。 これらNISA商品は、多くの商品の中から国が厳選した商品で、プロが作った商品の中でも、特に景気に左右されにくいもの、手数料の低いものを国が選んだものと考えてよいでしょう。 とは言え、最後は自分で、このなかから1つの商品を選ぶことになります。そこは自分自身で「選ぶ」しかありません。最初に投資を始めるか始めないかの選択で「始める」を「選んだ」のと同様、最後の「選ぶ」も自身でするものです。 投資は最初から最後まで「選ぶ」作業の繰り返しです。将来のお金の不安を少しでも解消できるように、自分なりの選択肢を選んでみましょう。 出典 (※)一般社団法人投資信託協会 投資信託の全体像(純資産総額・ファンド本数)直近データのバックナンバー2024年3月分 執筆者:秋口千佳 CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士
ファイナンシャルフィールド編集部