【ジャパンC・コメントのツボ】ドウデュースVS欧州最強馬 武豊「私がハーツクライ産駒で一緒に戦うというのは…」
[GⅠジャパンカップ=2024年11月24日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2400メートル] <美浦トレセン>3歳牝馬ならではの特権54キロの斤量で参戦する9番チェルヴィニア。南ウッドコースで行った最終追い切りは3頭併せ併入となったが、太田助手は「放牧を挟んで7日に帰厩。すごくいい状態で戻ってきて、前走時よりもたくましくなりました。距離も問題ないので相手が強くなる中でどんな競馬ができるか」とチャレンジ精神旺盛だ。 南ウッド単走で追い切られた10番ドゥレッツァは「前走から帰国後も順調にきてやるごとに良くなってきた。東京の2400メートルは走らせたかった舞台なので」と尾関調教師。 <栗東トレセン>昨年4着に敗れた舞台でGⅠ5勝目を狙う日本の3番ドウデュース。鞍上の武豊は、対オーギュストロダンについて「ディープインパクトの最終世代でヨーロッパ最強馬と言っていい馬がラストランでジャパンカップに来るのは非常に大きなことだと思います。たまたま私がハーツクライ産駒で一緒に戦うというのは本当に競馬は面白いと改めて思います」。自身がディープに乗って2着に敗れた2005年有馬記念の勝ち馬の産駒で、ディープ産駒と対決することに因縁を感じている様子。「これだけの馬ですし、自信を持って乗りたいと思います。皆さんの期待に応えたい気持ちが強いです」と熱い思いを打ち明けた。 JCは初参戦となる4番ジャスティンパレス。杉山晴調教師は「間がタイトですので、一日一日を確認しながらやってきましたが、日を追うごとに競馬に向けて力がみなぎっている感じがあるので、これならという気持ちです」とデキの良さを伝え、「調教の内容を見ても、天皇賞以上のパフォーマンスができると思います」と力強い言葉を残した。 凱旋門賞遠征からの帰国初戦となる7番シンエンペラー。矢作調教師は「東京での走りが非常にいいということでここへの挑戦を決めました。アイリッシュチャンピオンS(3着)も含め左回りの走りがいいというのも後押しになりました。3歳馬がジャパンカップを勝つというのはそう簡単ではないのも理解していますが、非常にいい状態で臨めますので今からワクワクしています」と笑顔を見せた。 <東京競馬場>ディープ産駒ラストクロップの[外]8番オーギュストロダンは芝とダートで異例の2日連続追い。「本国と同じルーティンで同じトレーニングをしようと心掛けている」とキーティング助手。ラストランに向け完璧仕上げに向かっている。
東スポ競馬編集部