私立中高一貫校の入学後にかかった“本当”の費用とは? パパライターが実際に計算してみた!
6カ月の定期代が約4万円で年間約8万円。日曜祭日や夏休みなどの長期休暇もありますが、部活で学校に行くことが多いので、3か月より半年の長期定期を購入したほうが安上がりでした。ちなみに同級生の中には徒歩で通っている人も、東海地方から通学している人もいるそう。通学費用に関しては家庭や環境によって大きく異なります。 ■昼食は手間かお金か、究極の選択 公立中学と異なり、私立中学の多くは給食がありません。わが子の場合、基本は弁当ですが、立派な学食もありワンコインでおいしい定食が食べられたりします。 毎日弁当を作るのは手間ですが、わが家では「学食は混むから面倒」と子どもが言うので、おおむね弁当を作っています。同級生の保護者に聞いてみると、毎日学食で食べているという生徒もいるそうです。もし毎日定食だとすると500円×5日で週に2500円で、月に換算すると約1万円です。1年で考えると10万円くらいでしょうか。公立中学と違って給食がないぶん、手間をかけるか、お金をかけるか、という選択になります。 ■ITC機器の購入もなかなかの金額 授業で利用するタブレットも購入が必要です。学校によっては、自分で持っている端末を利用できるところもあるそうですが、通常授業でも活用し、6年間利用するということで学校が斡旋するケースも多いようです。わが子の通う学校では保守費用を含めた一括購入で3000円×60カ月でトータル18万円。1年間での支払いは約3万円でした。 また授業が進むにつれて、英語科から電子辞書の購入をすすめられました。「多機能は必要ないので、辞書機能が使えればいい」のみの指定で機種選びに迷いましたが、国産メーカーの型落ちの電子辞書を購入しました。約3万円でした。 ■部活動にかかる費用は、かなりのダメージが 部活動に入ればそこでも費用がかかります。運動部に入れば道具なども必要になり、吹奏楽部など楽器を使うクラブも高価な楽器を買うケースがあります。わが家は卓球部だったので、ラケット、シューズ、ユニフォーム、ジャージ、バッグなどが必須購入アイテムでした。ラケット1万円、シューズ6000円、ユニフォーム7000円、ジャージ1万5000円、バッグ1万円といった出費がありました。