新婚でコーポに入居、上の階のベランダから落ちてくるサンダルや茶色の液体は故意か偶然か。心に残る隣人トラブル
◆苦い記憶として残る隣人 水漏れは、上階の子どもが便器のネジをいじったのが原因だという。親からの謝罪の言葉は一切ない。 実際のところ子どものいたずらなのか、親のしわざなのかわかったもんじゃない。もし漏電事故でも起こしたらどうするつもりだったのか。 大家さんも怒り心頭。「あそこの家は家賃を数ヵ月も滞納してるの。そのくせ、お宅の駐車場は舗装されているのになぜ自分のところは砂利道なんだ、と文句を言ってたのよ」。陰でそんなことを言われていたのか……。 翌春、2年近く暮らした部屋を出た。引っ越し当日の爽快な気分といったら!30年以上経った今も、あの隣人トラブルは苦い記憶として心に残っている。
****** ◆ご近所トラブルに見舞われたら 大窪さん(仮名)は、引っ越すことにより上階の奥さんとの関わりを断つことができました。ご近所で何かあった際、当事者どうしだけで話し合うと、さらなるトラブルになる可能性もあります。 何か困ったことが起きた際、集合住宅や賃貸では大家さんや管理会社に、持ち家の場合は地域の自治体など、一人で抱え込まず第三者に相談することが大切です。 自治体によっては、無料法律相談から専門家に相談する方法を紹介してもらえる場合もあり、ご近所の方も同じようなトラブルに遭っている場合、複数人で対応することも考えられます。 しかし、身の危険を感じた場合は、警察に相談することも視野に入れて行動しましょう。犯罪に当たるか分からないけれど、相談を総合的に受け付けてもらえる警察相談専用電話「#9110」番を利用するもの一つの選択肢です。 また個人間の問題ではなく、「解体工事の音がうるさい」「野焼きによる煙やにおいで気分が悪い」などは、「公害」にあたる場合も。暮らしの中で起きる公害の相談先として、「公害苦情相談窓口」があります。長期間1人で悩むより、各市区町村等の窓口に相談することで解決の糸口が見えるかもしれません。 ●政府広報オンライン「騒音や悪臭などに困ったときは、気軽に公害苦情相談窓口へ」 https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201109/3.html
大窪友里恵
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