秋篠宮ご夫妻が伊勢神宮参拝 「立皇嗣の礼」に伴う行事で お二人での地方訪問は2年3カ月ぶり
秋篠宮ご夫妻が20日から21日にかけて、三重県伊勢市の伊勢神宮を訪問された。 秋篠宮さまは2020年11月、皇位継承順位1位の「皇嗣(こうし)」となったことを国内外に広く伝える「立皇嗣の礼(りっこうしのれい)」を終えられた。これに伴って伊勢神宮を参拝する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でこれまで延期されていた。 人の密集を避けるため、東京からの移動は鉄道ではなく車を利用。20日朝に東京の赤坂御用地を出発し、名古屋市内で休憩を挟むなどして伊勢市までの道のり約480キロを8時間半かけて移動した。車列なども組まず、車1台で伊勢神宮の鳥居をくぐり、神宮内の宿泊所である「行在所(あんざいしょ)」に向かわれた。
行在所に宿泊した秋篠宮ご夫妻は、翌21日午前に伊勢神宮の外宮と内宮を参拝し、「立皇嗣の礼」が終わったことを報告された。内宮では直前まで激しい雨が降っていたが、ご夫妻が参拝に向かわれる頃には雨がやんだ。秋篠宮さまは黒のモーニング姿、紀子さまは白のロングドレス姿で参道をゆっくりと歩き、神宮の中心施設である正宮へと向かった。 午後は再び雨が降りしきる中、前日と同じように車1台で神宮を出て、神武天皇陵などの参拝のため、奈良県へと向かわれた。 秋篠宮ご夫妻がお二人で地方を訪問するのは2020年1月、阪神・淡路大震災の追悼式典に出席されて以来、2年3カ月ぶり。 (関口威人/nameken)