恋愛や推し活など「依存体質」とは? 人に依存してしまう原因や治し方を専門家が解説
原因不明な不安があり、一喜一憂してしまう人は「依存体質」かも? 「これがなければダメ!」と依存する対象は、お酒やたばこだけでなく、恋愛や推し活も。今回は「恋愛依存体質」の特徴や原因、そして依存体質を抜け出す方法を専門家が解説。周りに依存体質の人がいる場合の対処法も。 話を聞いたのは…「Kimochi」登録のカウンセラー(公認心理師) 「Kimochi」は公認心理師のみが登録するオンラインカウンセリングサービス。平日夜や土日祝日にも、場所や時間を選ばず相談できる。恋愛に関するお悩み(復縁、浮気・不倫、片思い、パートナーとの関係など)も幅広く対応。
スマホ・SNSだけじゃない! 「依存」の対象はさまざま
「依存体質」と聞くと、スマホ依存やSNS依存をイメージする人が多いかも。でも、実際には「依存」の対象は本当に様々。人間は何かを軸に心のバランスをとろうとする生き物なので、その対象は幅広いものに現れる。 アイドルグループにハマりすぎて現実世界とのバランスが取れなくなったり、買い物をすることでしかストレス解消できなくなったり、こういったものも「依存」の一種。
恋愛依存症とは
なかでも「恋愛依存症」は、他者との関係や恋愛そのものに依存している状態のこと。恋愛関係に過剰なウェイトを置くことで、心のバランスを維持したり、自分の存在意義を見出そうとしている表れだといえる。 その人とのつながりを維持することでしか自分を肯定できなくなってしまったり、相手の喜びや評価を得るために過度な努力や自己犠牲を払う傾向があるため、自分を守るためには早めの対処が大切に。
【依存体質診断】あなたは大丈夫? 依存体質な人の特徴12つ
以下のチェックリストのうち、合わせて3個以上当てはまる場合は、恋愛依存症の傾向が強いかも。連絡が途絶えると不安でたまらなくなったり、嫌われないように自分を偽り続けていたり、常に恋愛相手を求めている……といった状態が続くなら要注意。 1.特定の恋愛対象者がいないと、自分が空っぽになってしまうような感覚がある 2.相手と連絡が取れないと、不安で何も手につかなくなる 3.常に連絡が途絶えないように、気を使ってやりとりしている 4.相手の機嫌を伺ってばかりで、自分の意見を言えない 5.相手に嫌われないよう、自分を偽っている 6.相手の都合に合わせて、自分の時間を犠牲にしている 7.相手の反応や感情によって、感情が大きく振り回される 8.相手が自分の気持ちに応えてくれないと、生きている意味がないように感じる 9.特定の相手がいないと、強い孤独感や焦りを感じる 10.別れると、すぐに次の相手を探してしまう 11.愛されている実感がないと、自分の価値がないように感じる 12.恋愛以外のことでは、楽しさや喜びを感じにくい ※より専門的な判断をするためには、専門家による客観的な評価をおすすめします