８回、適時二塁打を放つ辰己（撮影・飯室逸平）

　「ラグザス　侍ジャパンシリーズ２０２４、チェコ代表０－９日本代表」（１０日、バンテリンドーム） 【写真】大谷かと　適時二塁打を放ってポーズを決める辰己 　侍ジャパンが大勝で本番前の最後の強化試合を終えた。投手陣は１７三振を奪い５安打完封リレー。打線は初回に森下（阪神）が先制２ラン、七回には代走・五十幡（日本ハム）の二盗、三盗をきっかけに足技で追加点を奪った。八回には５安打を集中し６点を奪い試合を決めた。 　２試合連続で３番に座った辰己（楽天）が大暴れだ。八回に適時二塁打を放つなど２打数１安打１打点３四球。前夜は３ランを含む２打数２安打３打点２四球。９打席中８出塁だ。 　試合後は辰己節が冴え渡った。連日の長打に「いつも通りですね」と豪語。四球が多いことに「よく初対面の人に人当たりが良いと言われるので、長く絡んでいくとめんどくさいと言われるけど、初対面の人とは相性が良いと言われるので、そういったところが野球も生かせている」と笑わせた。 　九回２死二塁の場面では中前打を処理してバックホーム。好返球で試合を締めくくった。これにも「肩、冷えていたので、痛いです。シビれている。もっと良い球いくはずなんですけど、冷えていましたね。本戦は準備できるように。この２試合まともに飛んでこなかったので、ほんまに肩冷えていた。けど良かったですね」と話した。 　１３日からの本番に向けて「主砲としてやるだけなので、楽しみたいと思います」と言う。そして「ＷＢＣに出るために国際大会で強いところをアピールしたいので、大暴れしたい。必ずＷＢＣに降臨したい」と先を見据えた。