さつまいもとじゃがいもはどっちがヘルシー? 健康効果を比較!
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 さつまいもにPR担当がいるなら、昇給されてもおかしくない。この鮮やかな黄色の塊茎(かいけい)は、ここ数十年の間に同じいも類のじゃがいもを隅に押しのけ、“健康食品” として鶏胸肉やブロッコリ、玄米とともにスーパーフードに仲間入り、健康意識の高いサラダチェーンのメニューにも採用されている。 とはいえ、さつまいもは本当に普通のじゃがいもよりも健康的なの? その鮮やかな見た目と評判の良さの裏には、実際に期待されるだけの効果はある? これらの疑問の真相を解明するため、二人の栄養士に話を聞き、栄養分析を調べてみた。さつまいもについて、知っておくべきことは次の通り。
さつまいもの栄養メリット
さつまいもが私たちの体にいいものであることに間違いはなさそう。ミズーリ州にある「トゥー・シックス・フィットネス」のオーナーで登録栄養士のキム・ヤウィッツさんによると、さつまいもは「抗酸化物質がとても豊富で、ビタミンAとCの優れた供給源」だという。 実際、さつまいも100g(皮付き、蒸し)には45μgのビタミンAが含まれており、これは大きな利点だといえる。なぜなら「ビタミンAが豊富な食事は、黄斑変性症の予防にもなります」と、ヤウィッツさん。人生後半における視力維持に役立つかもしれない。では、抗酸化物質についてはどう? 「肝臓の損傷、健忘症、認知機能の低下、高コレステロール、糖尿病、一部の種類のがんなど、数多くの病気の予防に役立ちます」とヤウィッツさんは語る。 また、さつまいもにはじゃがいもと同等の食物繊維が含まれており、さつまいも100g(皮付き、蒸し)に含まれる食物繊維は3.8gで、じゃがいもは3.9g。食物繊維はエネルギーをゆっくりと放つため、糖尿病患者や血糖値を調節したい人にとって、どちらもいい選択肢と言える。