“ヤ軍天敵”大谷翔平の特大42号に敵将も脱帽…米メディアは「来週先発復帰説」を巡り意見分かれる
大谷は28日のパドレス戦で右手首に死球を受け、その影響が不安視されていたが、「このソロ本塁打は、土曜日に93マイル(約150キロ)の直球を受けた右手首を現在治療している大谷にとって良い兆候となった」と指摘。 「彼は、その怪我のため火曜日に予定されていた先発を先延ばしにしたが、エンゼルスは彼が来週のどこかでマウンドに上がれるだろうと見込んでいる」とも記した。 同サイトは具体的な日程を書かなかったが、早ければ3日(日本時間4日)のレンジャーズ戦で先発復帰する可能性があるのかもしれない。 だが、一方で、この「来週復帰説」に疑問を投げかけるメディアもあった。 CBSスポーツは、「大谷が5回に元チームメートのヒーニーからリーグ(の本塁打争いで)トップを走る42号をかっ飛ばし、エンゼルスに6-5のリードをもたらした。このソロ本塁打で大谷はリーグで6番目となる90打点に達した」と伝える記事の中で、「投手・大谷」の今度の見通しについて、こう触れた。 「今ある疑問は、右手首の痛みに対処するため火曜日(31日)に予定されていたローテーション登板を回避した後、次の投手としての登板がいつできるかということだ。土曜日に死球を右手首に受けた後のレントゲン検査では問題はなかったが、もし大谷が完全に健康でないならば、エンゼルスは9月の戦いでリスクを負うことは間違いないだろう。しかし、この怪我は、大谷が指名打者として出場することにストップをかけることはないようだ」 死球の影響が「打者・大谷」にはないことを証明したが、「投手・大谷」への不安はまだ一掃できていないという見立てだが、大谷は、それらの声を打ち消してしまいそうである。 また大谷の42号を辛口で知られるニューヨークメディアも取り上げており、ニューズデイ紙は、「(先発の)コーリー・クルーバーが4回に崩れる。ヤンキース攻勢もエンゼルスに敗戦」との見出しを取り、大谷の名前こそ、そこには出さなかったが、詳細は伝えた。
「(チームの8失点には)大谷の42号も含まれる。ヤンキースで28イニングを投げて10被本塁打、シーズンを通して122イニングを投げて26被本塁打の元エンゼルスのヒーニーから5回にライトへ放った431フィート(約131メートル)の一発だった」 だが、敵地のメディアらしく「大谷は、そのほかの打席では、クルーバーに対しての2三振を含む3三振だった」と付け加えることも忘れていなかった。 エンゼルスは大谷が先発を回避した8月31日(日本時間9月1日)、1日(日本時間2日)とア・リーグ東地区2位のヤンキースとの残り2試合を本拠地で戦う。