【闘病】看護師でさえ「なぜ自分が?」 関節リウマチになり薬の副作用で肝機能障害に…
未来は予想がつかないからこそ、今できることをしたい
編集部: ぽんさんは現在も治療中かと思いますが、心の支えになっているものは何でしょうか? ぽんさん: 実は私の母も関節リウマチを抱えています。同じ病気で同じ辛さを共有できる環境だったこと、SNSを通して同じリウマチの方とお話しする機会があったことで、「独りじゃないんだ、治療を頑張ろう」と思えました。そして、パートナーや職場の方も病気に対して理解してくれていて、サポートしてくださったのでありがたいと感じています。 編集部: 関節リウマチの発症後、大変だったことや大きく変わったことはありますか? ぽんさん: 発症して間もない時期は、普通の生活もままならない状態でした。例えば、靴下を履く、髪の毛を洗う、ペットボトルの蓋を開ける、ゴミ袋を縛るなど、これまで当たり前にできていた動作ができず、本当に辛かったです。 編集部: ぽんさんの現在の体調はどのような状況でしょうか? ぽんさん: 診断当時からメトトレキサートとフォリアミンを内服していましたが、副作用で肝機能障害になりました(メトトレキサートを内服していても、副作用の肝機能障害が必ず生じるわけではない)。現在はアクテムラという薬剤を週1回皮下注射をしています。その薬の効果もあり、発症前に近い生活が送れています。ただ、気圧の変化や冬の寒い日、疲れているときなどは手のこわばりと痛み、だるさが生じることはあります。 編集部: 関節リウマチと判明してから、何か日々取り組んでいることや気を付けていることはありますか? ぽんさん: 心掛けているのは「今できることをする」ということです。20代前半で病気になるとは思っていませんでした。いつ何が起こるかわからないということを痛感したため、やりたいこと、行きたいところに行くなど、今できることをしようと思いながら過ごしています。もう1つは「身体を温めること」です。私は冷え性なのですが、関節リウマチに冷えは良くないと聞きました。お風呂に浸かったり、手首と足首を温めたり、身体の温まる食材を取ったりするなどを意識しています。