Gala Gamesがセキュリティインシデント報告、50億GALAが不正発行
原因は解決済みと報告
Web3ゲームのプラットフォームGala Games(ガラゲームズ)で、50億枚のネイティブトークン「GALA」が、何者かにより5月20日不正にミント(鋳造/発行)された。Gala Gamesが5月21日報告している。 Gala Gamesは日本時間の5月21日10:20にXにて、「GALAトークンに関連するセキュリティインシデントは封じられ、影響を受けたウォレットは凍結された」と報告している。 なお原因は解決しているとのことで、法執行機関と連携し、侵害の背後にいる人物を調査中とのことだ。 またすべてのホルダーに対し、ハッキングによる損失を防ぐため、V1GALAコントラクトがUTCのAM12:00に失効する前に、今すぐV2コントラクトに移行するよう促している。 この事件後、GALAは一時約15%の下落を見せ、21日6:30には約0.39ドルになった。記事執筆時点(2023年5月21日13:00)では約0.041ドルだ。 ブロックチェーン探偵らが、不正に鋳造されたGALAが複数の分散型取引所にて売り払われていることをXにて報告。 Web3開発者のWesty氏によれば、犯人は、アドレスがブロックされるまでに2100万ドル相当のGALAをイーサリアム(ETH)にスワップしたという。 またGala GamesのCEOで、ベネファクター(Benefactor)のハンドルネームでも知られるエリック・シールマイヤー(Eric Schiermeyer)氏も、6億GALA(2,100万ドル相当)が不正に販売されたことを報告。侵害を特定して45分以内にGALAのコントラクトへの不正アクセスを特定し削除したという。 また同氏は「私たちは犯人を特定したと考えており、現在、FBI、司法省、国際機関のネットワークと協力している」と報告している。
髙橋知里(幻冬舎 あたらしい経済)