大阪パビリオンの名称「目的がそのまま名称に」大阪・吉村知事会見7月13日(全文2)
山際コロナ担当相の発言への受け止めを
読売新聞:読売新聞の山本です。大きく2点ほど質問させてもらいたいんですが、まず1点目にコロナについて、きのうの山際コロナ担当大臣の記者会見で、大臣のほうは行動制限の要請というのはしないけれども、現段階では考えていないけれども、きっちりと、どういった手立てで抑えるかを考えていきたいというふうに話されていましたけれども、これについて知事の受け止めを伺いたくてですね。現場の知事として今から、国が増えてる段階で検証して何を考えるかっていうのは、ちょっと遅いような部分もあるとは思うんですけれども、知事の受け止め、ありましたら教えていただけますでしょうか。 吉村:遅いとはいえ、そういった方向性を出すというのは、ぜひ出してもらいたいと思います。特にオミクロン株の特性に合わせた、感染の抑制の方策を出すということなので、それは国として基本的対処方針にも組み込むことになると思いますので、これはぜひ、それが出れば、また新たな、それに基づいた対応というのも大阪府としても取っていきたいと思います。 もちろんこれは専門家の意見も聞いた上で判断すると思いますし、大阪だけじゃなく、基本的対処方針に基づいて都道府県は行動するっていうことが特措法に明記されてますので、他の都道府県もそうなると思います。大都市は特に共通してると思うので。そういった点を国として、基本的対処方針で方向性を出すということだと思いますので。逆に今までなかったのがちょっと問題だと思いますが。ただ、でもそれは今の状況でも出すということであれば、それは、それを基に、ちょっとまだどんなものか分かりませんから、なんともコメントできないですけども、それを基に、新たな対応ということも当然取っていきたいと思います。
大阪パビリオンの名称をどう思うか
読売新聞:分かりました。続けて万博についてなんですけれども、大阪のパビリオンの名称が決定をしたということで、この名称について、知事、率直にどう思われたかということを教えてもらえますでしょうか。 吉村:はい。まず、この「いのち輝く未来社会のデザイン」というのがテーマで、いかに豊かに暮らしていくか、いかに次世代の生活というのをここで展開していくのかということですので、まさに、このヘルスケアパビリオンということについては、もう目的がそのまま名称になったと。非常に分かりやすい名称だと思ってます。また、この英語のほう、「Nest for Reborn」の、こちらのほうが非常にメッセージは込もってると思いますけれども、やはりこの「REBORN」というのが大阪館のテーマでもありますから、その名前を入れて、「Nest for Reborn」と。 つまり生まれ変わる、この巣から新たなものが生まれて、誕生するんだというようなメッセージを込めた名称です。先ほども申し上げましたけども、ここで新たなものが生まれる。鳥の巣を少しイメージされてますけど、鳥の巣なんかでは、そこで新たな鳥が生まれて大空に羽ばたいていくと。そういったイメージのパビリオン。大阪の新たな未来がここから生まれて羽ばたいていくというようなものになればいいなというふうに思って、名称を決定いたしました。 読売新聞:分かりました。それと関連してなんですけども、今回の万博というのはバーチャル大阪であったり、ちょっとネットというか、仮想空間というか、そういったものを生かす部分もありながら、実際パビリオンという形で現場でリアルな展示といいますか、そういうことをする万博にはなってると思うんですけれども。リアルでパビリオンとか集めて展示をしていくという、その万博の意義っていうのはどういったところにあるとお考えでしょうか。 吉村:やはりリアルとバーチャルをつなげるということが非常に僕は大きな意味だと思って、それぞれに相互作用の効果があると、相乗効果があると思ってますので、ここはこれからの時代、切り離すものではないだろうと思っています。だから相乗効果を目指していきます。ただ、バーチャルだけではない良さというのは、やはりリアルにはあって、それはそこで感じる、生で感じる空気感、実際に見て感じる空気感、そのインパクト。まさにこれはそこでしか、画像上ではなかなか体験できないもの、そういったものをこのリアルのパビリオンでしっかり展示もしていきたいし、紹介もしていきたいと思います。