大阪パビリオンの名称「目的がそのまま名称に」大阪・吉村知事会見7月13日(全文2)
10代以下の感染拡大ペースがやや早いようだが
朝日新聞:朝日新聞の新谷です。コロナの話に戻ってお尋ねさせてください。年代別の新規陽性者数のところで各年代同じように上がっているというお話あったと思います。一方で、ちょっと10代以下で感染拡大のペースがやや早いと。実際、学校なんかでお子さんの感染が拡大しているというような話もちょっと耳にしたりもしているんですが、この辺り、知事の現状認識、あらためてお願いします。 吉村:直近でも先ほど申し上げましたが、例えば昨日でいくと10代が一番多い1.2で、その他の年代は1.16です。平均的に見ましても、やはりこのグラフ上も明らかですが、20代・30代と10代がほぼ同じぐらいの角度で上がっていってますので、10代はやはり、20代・30代はもともとやはり行動範囲が広いですから感染拡大するときは最初に20代・30代に起きやすいというのが今までの考え、通例でしたが、同じように10代も増えてる。つまり感染拡大力の強いものが今、学校においてやっぱり増えてるということだと思います。学校では共同の生活をし、共同の学びもしますから、やはり接触する機会も多くあります。なので学校等において感染が出てクラスターになる。そこでの広がりというのも今、感染、これだけ拡大力が強い株ですから、それが生じてるという認識です。
オミクロンの特性を考えて、現状のままでいいという認識か
朝日新聞:ありがとうございます。結構、学級閉鎖等を判断される学校さんや保育園等も多いと思うんですけれども、この辺り、このオミクロンの特性を考えて、現状のままでいいというご認識でしょうか。 吉村:現時点では、前にこの学校における感染が起きた場合の基準というのを第6波で作ってますので、現時点ではそれをそのまま適用していきたいと思います。今後、変わる可能性はありますが、これは非常に難しい面もあって。やはり子供たちの学びの場を保障するということもやっぱり重要です。これまでのコロナの中でなかなかいろんな制約を子供たちにもお願いをしてきた中、今に至っています。やはり学びの場を保障するというのも重要な側面でもあるので、それとのバランスを考えながら第6波での基準等も作ってきましたから、現時点ではそれをそのまま適用するという判断です。何かより強い学校への抑制策というのは、現時点ではありません。 ただ、今後、この感染がおっしゃるとおり10代で確かに、例えば昨日だったら20代よりも多いわけですから、どうするかということについては今後は状況が変わる可能性ありますけども、現時点ではやはり学びを保障するということも重要なので、とりわけそれは、何か特別にというのは今の段階ではないです。ただ、今後はちょっと、それは分かりません。 朝日新聞:ありがとうございます。もう1点。 吉村:ただ、もうすぐ夏休みに入ってきますので、学校の現場っていうのもちょっと少なくなってくるんじゃないかなと思います。 【書き起こし】大阪・吉村知事会見7月13日 全文3に続く