スペイン人「日本人は『ノー』とは言わない」 初めての日本で感激した理由とは
「おもてなし」文化がある日本。そのホスピタリティの高さは、世界的にも評価されています。日本食や文化に興味を持ち、初めて日本を訪れたスペイン人男性は、日本人の印象について「フレンドリーでとても優しい」と話します。なぜ、そう思うようになったのでしょうか。 【写真】スペイン人のデイビッドさんが感激した日本食の写真 ◇ ◇ ◇
スペインから初訪日 訪日までの長旅に「来た甲斐がありました」
スペインのカナリア諸島から初めて日本を訪れているふたり。学生時代から20年以上の親友同士で、なんと同じデイビッドという名前だそう。ふたりのデイビットさんは16日間滞在し、東京や河口湖、京都、大阪、高山など、全国各地をめぐる予定だといいます。 ふたりが住むカナリア諸島から日本まで、スペイン・バルセロナ、ドイツ・フランクフルト、そして中国・北京と3回も飛行機を乗り換えました。さらに、大幅な遅延もあり、日本へ到着するまでにはかなりの時間を要したそう。それでもふたりは「来た甲斐がありました」と笑顔を見せます。 そんなふたりが旅行先に日本を選んだ理由は「文化や食事などすべてが魅力的で、見るべきものがたくさんあるから」。そこで、ふたりに今回の旅で感じた、日本人の印象を教えてもらいました。
「日本人はフレンドリーでとても優しい」
とくに印象に残ったのは、リスペクトがある接し方だといいます。 「日本人はフレンドリーでとても優しいですね。いつでも助けになってくれて、我々のことをとても大事に扱ってくれます」とデイビッドさん。さらに、気づいたことがありました。 「日本人は『ノー』とは言わないですよね。困っているときに、何かしらの解決策を見つけてくれる気がします。日本人は教養があり、人に対してリスペクトを持って丁寧に接してくれます」 日本人は「ノー」とはっきり言えないとよくいわれます。そんな白黒はっきりつけない文化がネガティブにとらえられることもありますが、デイビッドさんは無下に断らず、真摯に対応してくれる日本人の寛容さにとても好感を抱いたようです。 首相官邸の公式サイトで紹介されている「各国における日本に対するイメージ」によれば、さまざまな国で、訪日後の日本のイメージは「日本の人々が親切/礼儀正しい」が1位に選ばれています。 今回の旅で日本人のポスピタリティを感じたふたり。残りの滞在でも日本のいいところをたくさん発見してほしいですね。
Hint-Pot編集部