夏休みの学童弁当の利用低調、お盆時期には利用0・7%に… 1食550~690円「高い」の声
高松市と同じく、香川県東かがわ市もこの事業者に学童保育の運営を委託しているが、夏休みの弁当は、地元の農事組合法人が日替わりで提供している。市教委によると、1食400円で利用率は10~15%程度といい、「地元の野菜が多く使われており、好評と聞いている」としている。
市が学童の運営を民間委託したのは、民間のノウハウを生かして職員の事務作業の手間を省き、離職を防いだり新規雇用を進めたりして、職員を確保するためだ。同課によると、運営の民間委託後、事業者は9月末までに新たに職員110人を雇用。同課は「市が運営していた頃よりも、雇用が進んでいる」とする。市は2028年度には、市立の学童保育の教室数を現在の105から113に増やし、民間でも増えると見込んで待機児童数をゼロにする目標を掲げる。
運営委託後は市主催の研修に加え、事業者独自の研修も実施。子どもの入退室がスマートフォンなどに通知される保護者との連絡アプリや、運営費がクレジットカードや「PayPay」などで決済できるサービスも導入されているという。