<大阪・関西万博>開幕まであと5か月 会場建設中の夢洲の様子は?
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)が開幕する2025年4月13日まで、あと5か月となった13日午前、咲洲(大阪市住之江区)の「さきしまコスモタワー展望台」から、会場となる夢洲(同此花区)の工事の様子を撮影しました。 [写真]2022年4月に撮影した夢洲の様子
リング(大屋根)の手前では、日本館で円環状の構造物が姿を現しつつある他、リング内でも、映画監督の河瀨直美氏ら8人のプロデューサーが手掛けるシグネチャーパビリオンを始め、建屋の工事が進んでいるようでした。
大阪府・大阪市の大阪ヘルスケアパビリオンでは建屋が完成。10月23日に行われた同パビリオンの内覧会では、膜屋根の表面には水が流されていた他、膜屋根の内部には照明が設置されているのが確認できました。夜間には点灯してパビリオンや周囲を照らすようです。
また、さきしまコスモタワー展望台からは見えにくいのですが、その奥では関西広域連合の関西パビリオンの建屋も完成しており、同日内覧会が行われました。
その際、リングの上にものぼることができ、展望台から緑色に見えたところでは植物が植えられていることや、白く見えるのは下の階に外光を取り入れるための膜材であることがわかりました。
博覧会協会によると、10月31日時点でパビリオンのうち参加国が自ら建設する「タイプA」を希望する国は、前回と同じく47か国。このうち着工済みは前回より2か国増の46か国、未着工・施工業者未定は1か国となっています。 (取材・文:具志堅浩二)