大阪ヘルスケアパビリオン、関西パビリオンの建屋が完成
大阪ヘルスケアパビリオン、関西パビリオンの建屋が完成
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に大阪府と大阪市が出展する「大阪ヘルスケアパビリオン」と、関西広域連合が出展する「関西パビリオン」の建屋が完成し、23日に報道陣に公開された。 【拡大写真】<大阪・関西万博>開幕まであと半年 会場建設中の夢洲の様子は?
“「人」は生まれ変われる”と”新たな一歩を踏み出す”の2つの意味を持つ「REBORN」がテーマの大阪ヘルスケアパビリオンは、2050年を想定した未来の都市生活体験を提供する。
メイン展示の「REBORN体験ルート」では、来場者の現在の健康データから25年後の「ミライの自分」をアバターとして生成。その後、未来のヘルスケアや都市生活などの体験を経てアバターが生まれ変わる、というストーリーになっている。
このほか、中小企業やスタートアップの技術・サービスを展示する「リボーンチャレンジ」、大阪産(もん)の食材などを紹介する「ミライの食・文化」、水耕栽培と陸上養殖を組み合わせたアクアポニックスを展示する「生命の湧水」などを用意する。
23日午後、夢洲内でバスを降り、同パビリオン向けて歩いていくと、近づくにつれて何やら水の音が大きくなってくる。見上げると、白い膜屋根の表面をつたって水が流れ落ちる音だった。そういう仕掛けがあったとは知らなかった。
膜屋根の中の建屋は、外壁・内壁とも木材が多く使用されており、温かみを感じる。未来のヘルスケアや都市生活、リボーンチャレンジなど、パビリオン内はまだ作り込まれておらず、入居前の住居のようだった。展示の工事は11月から始まる予定。
同パビリオンに隣接する白い建屋が、関西パビリオンだ。このパビリオンには1府8県(京都府、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県、福井県、三重県)が参加する。
白い膜で覆われた建屋に入ると、中央に円形の広場があり、その周囲を取り囲むように各府県のブースエリアが配置されている。天井の先端は尖っており、サーカスのテントを思い起こさせた。 建屋本体の横には、自治体や団体・事業者によるブース出展や、地元食材などの試食イベントなどが行われる多目的エリアも設置されている。