レッドソックスがトレード市場最大の大物左腕・クロシェットを獲得 1巡指名2人を含む1対4のトレード
レッドソックスがこのオフのトレード市場で最大の大物と言われたホワイトソックスの左腕ギャレット・クロシェット投手(25)を獲得した。大リーグ公式サイトが11日(日本時間12日)に報じた。 1対4のトレードで、レ軍はメジャー全体で25位の若手有望株カイル・ティール捕手(23年のドラフト1巡)、54位のブレーデン・モンゴメリー外野手(24年のドラフト1巡)などを放出。再建中のホワイトソックスは、昨シーズンに121敗という歴史的な不名誉記録を残し、若手有望株を必要としていた。 レッドソックスは今回のトレードで、すでにメジャーに昇格している若い主力選手たちを放出せずに取引を成立させた。結果、強力な野手陣を維持しつつ、クレイグ・ブレスロー編成本部長がこの冬求めていた先発ローテーションのエースを手に入れた。 ブレスローはこれまで、FA市場で左腕のブレーク・スネルとマックス・フリードとの交渉を進めていたが、2人とも獲得できず。この大型トレードで手を打った形となった。クロシェットはFAまでにあと2シーズン残っている。 クロシェットは24年、146イニングを投げ、209奪三振を記録。与四球はわずか33個、WHIPは1.07、9イニングあたりの奪三振数は12.9だった。メジャーリーグで初めて先発投手としてプレーした年にオールスター選手に選ばれている。右腕ばかりのレッドソックスのローテーションに、クロシェットのような強力な左腕が加わることでバランスが取れることになる。