大丸、松坂屋、パルコで買取専門店を展開へ。J.フロントリテイリングとコメ兵が合弁会社設立
J.フロントリテイリング(JFR)がリユース業に本格参入する。2025年3月をめどにコメ兵と合弁会社を設立。大丸・松坂屋・パルコで買取専門店を展開していく。
新たに設立する合弁会社の資本金および資本準備金は6億円の予定。社名や所在地は未定。出資比率はJFRが51%、コメ兵が49%を予定している。 手がけるのは、大丸・松坂屋・パルコで買取専門店を展開し、顧客からリユース品を買取り、買い取ったリユース品をコメ兵に売却する事業。コメ兵のリユース事業ノウハウや人材を活用する。なお、2025年夏に1号店をオープンする予定。 JFRは2022年からリユース事業参入に向けた検討を開始、2023年からコメ兵と協業に向けた協議を始めたという。事業モデル検証のため2024年3月から約3か月間、ブランド品のバッグ、衣服、宝石・時計などの買取店舗を大丸神戸店に出店。同店の外商得意先を対象に訪問買取を実施したところ、想定を上回る買い取り需要があったという。顧客ニーズやJFRグループの優位性・事業の収益性などを確認。合弁会社設立に向けた合弁契約の締結に至った。 JFRではリユース事業への参画を通じ、顧客との新たな接点を創出・新たな価値を提供するとしている。