知識は“美味しい”を加速させるスパイスです
「寿司といえば、富山」なるコピーを掲げ、富山県のブランドイメージ向上を目的としたプレスツアーが開催されるということで、LEON編集部堀川が参加。寿司というグローバルワードを活用し、どのような町おこしを仕掛けるのか、取材してきました。
北陸新幹線が延びて東京から金沢へのアクセスが楽になりました。金沢は能登半島地震で大きな被害を受けてしまいましたが、復興活動も含め、この動線は重宝することでしょう。そんな北陸新幹線ですが、あれれ、お見逃しはないですか? そうなんです、軽井沢の先、金沢の前に富山にも停まるんですね。 つい金沢までノンストップでスルーしちゃいがちな富山ですが、実は知る人ぞ知る、食材の宝庫県なんです。そんな知っていそうで知らない富山県をもっと知ってもらおうと立ち上がったプロジェクトが、今回LEON編集部堀川が参加した「SUSHI collection TOYAMA」でした。富山にはどんな魅力が詰まっているのか、体験をもとにご紹介させていただきます。 出発当日、用意されたプロジェクトの行程を確認したところ、1.富山の漁業について 2.富山のお寿司について の2本柱であることが判明。富山湾のお魚の勉強をし、富山の美味しさに触れる、というなんとも魅力的な内容に胸を躍らせながら、「はくたか559号」に揺られ、新高岡駅へ。新高岡駅で今回の運営スタッフさんや他メディアの方々と合流し、JR氷見線観光列車に乗り換えて、氷見へ移動。目的地は、氷見で17代続く網元「濱元家」で、富山の漁業についてお話を伺うことが出来ました。
富山湾は、その独特の地形から「天然の生け簀」と呼ばれており、特に氷見は穏やかな海流のおかげで定置網漁が発展してきました。 灘浦定置漁業組合が仕切る漁師のグループは総勢で60名おり、網はちょっとした野球場くらいの大きさなのだそう(デカい!!!)。で、全部で5つの網を所有し、大切に補修しながら使っているそうです。ちなみに、この5つの網を新品に買い換えるとすると、約20億円!かかってしまうそうです(タカい!!!)。