【セイコー×日本伝統“漆芸と彫金”】初スケルトン、数量限定12本“クレドール”誕生50周年記念限定モデル
セイコーは、1974年に誕生した日本発の高級ドレスウオッチブランド“クレドール”の50周年を記念した限定モデルを発売する。日本の伝統工芸である漆芸と彫金を駆使したモデル。2024年10月25日から。販売価格は660万円で、12本の数量限定。 【画像】まさに職人芸!フリーハンドで描かれる羽毛
セイコーの薄型メカニカルウオッチの伝統を受け継いだ“ゴールドフェザー”は、クレドールの名のもとに60余年ぶりに復活した高級薄型メカニカルウオッチ。薄く、軽やかで、優美などをデザインコンセプトに、現代のドレスウオッチとしてふさわしい仕様とデザインにアップデートされたU.T.D.(Ultra Thin Dress)モデルだ。 今回のモデルは、加賀蒔絵の達人・田村一舟氏の漆芸とクレドールの彫金技術を融合させた一品。軽やかなゴールドフェザーのデザインを基に、威厳ある大鷲をイメージし、その羽根をモチーフにしたカラーリングを採用。ルテニウム仕上げの彫金ムーヴメントと、漆に蒔絵で描かれたプレートで大鷲の精悍さを表現した。 田村氏が金粉とプラチナ粉を一粒ずつ手作業でちりばめ、羽根が舞う姿を精緻に表現した漆黒の蒔絵は、フリーハンドで羽毛の微細なニュアンスまで繊細に描かれている。 クレストマークは、熟練した技術が求められる高蒔絵で仕上げた。 スケルトンムーヴメントの両面には、専用工具を使い分けた彫金技術で柔らかさとシャープさを表現した羽根文様が施されている。シルバーグレーのルテニウム仕上げにより、落ち着いた光を放ち、漆や蒔絵と調和する。 厚さ1.98mmの極薄メカニカルムーヴメント“キャリバー6899”を搭載したクレドールは、時計性能と美しさを追求して開発され、雫石高級時計工房で熟練時計師が手作業で組み立ている。これが、日本の美意識と職人技による究極の品質を提供できるゆえんだろう。
文◎Watch LIFE NEWS編集部