わが子は環境の変化に 強い? 弱い? 子どものタイプがわかるチェックリスト
環境が変わったとき、自分の心を安定させていつも通りに過ごせる子と、不安定になってしまう子がいます。子どもの傾向に合わせて、気持ちをサポートしていくことが必要です。お子さんに当てはまる項目にチェックしてください。 【マンガ】「集中力が高い子ほど、乳幼児期に体験している「フロー状態」とは? ※本稿は『PHPのびのび子育て』2020年9月号から一部抜粋・編集したものです。
設問Ⅰ、設問Ⅱのそれぞれのチェックを数えてみてください 設問Ⅰ・設問Ⅱが4つ以上【Aタイプ】 設問Ⅰが4つ以上、設問Ⅱが3つ以下【Bタイプ】 設問Ⅰが3つ以下、設問Ⅱが4つ以上【Cタイプ】 設問Ⅰ・設問Ⅱともに3つ以下【Dタイプ】
設問1
設問2
【Aタイプ】元気いっぱいの「ニコニコ太陽さん」タイプ考えていることを聞いて応援しましょう
明るくて元気な太陽さんタイプ!どんなことでも仲間と一緒にためらわずチャレンジしていきます。環境の変化に適応する力も強いので、あまり困ったことにはならないでしょう。うまくいかないことがあったとしても、自分から相談しにくるタイプです 子どもが何か相談してきたら、あれこれ指図するよりも、「〇〇ちゃんが考えた通りにやってみたらいいと思うよ」と応援しましょう。もしうまくいかなければ、また一緒に考えてあげると、さらにトラブルを乗り越える力がつきます。
【Bタイプ】物静かで優雅な「ユラユラお月さん」タイプ
事前の準備とフォローで安心させましょう 物静かで優雅なお月さんタイプ!どんなことでも自分で考えて、自分のペースで集中して取り組んでいきます。一方で、集団ではなかなか力を発揮できずに適応できない一面も。このタイプのお子さんは、事前に準備をしたりシミュレーションしたりすることで、適応力が上がっていきます。これからの予定を確認しながら、「こういうことがあるかもね」「何か困ったことがあったら言ってね」などと心の準備とフォローをしていくと、お子さんは安心して過ごすことができるでしょう。
【Cタイプ】楽しいことが大好き「キラキラ星さん」タイプ
適応度40%気持ちを受け止め一緒に考えましょう 好奇心旺盛で楽しいことに夢中なキラキラ星さんタイプ!自分の思い通りにやりたいことをやっているときは意気揚々としていますが、思い通りにならないと、途端にご機嫌ななめになったり、乱暴な行動を取ったりして適応できなくなることも。 そんなときは、「どんなことが嫌だったの?」と気持ちを聞いて、一緒に考えてあげましょう。そうすることで、お子さんは自分の気持ちに気がつき、コントロールできるようになっていきます。思い通りにいかなくても癇癪を起こすことが減っていくでしょう。
【Dタイプ】素直に受け止める「フワフワ雲さん」タイプ
適応度20%素直に受け止める やさしく穏やかな雲さんタイプ!周囲の言うことをしっかり受け止めて、自分なりにコツコツと進めていきます。一方で、自分の想いをなかなか言えないタイプなので、大丈夫だと思っていたら突然爆発して、不安定になることも。 このタイプのお子さんには、たくさんのことを一気にやらせるより、1個ずつ何かをやらせてできたらほめ、達成感を与えていくのがおすすめです。そうすることで、お子さんのペースで力を発揮できるようになり、自分の気持ちを言えるようになっていきます。
(監修)浮世満理子