「感慨深いなと…」三浦璃来がしみじみ語った“演技以外の名シーン”…木原龍一と“じつは5年ぶり”の全日本選手権で見せた「りくりゅうの存在感」
フィギュアスケートの全日本選手権ペアで、三浦璃来/木原龍一が優勝した。 ショートプログラム1位で迎えた12月22日のフリー。序盤、2人そろってのジャンプでミスが生じたものの、得点は138.17点。国際スケート連盟非公認ながら、今シーズンのフリーの自己最高点をマーク。総合でも212.33点で2位以下に大差をつけての勝利だった。 【美写真】「感慨深いなと…」三浦がしみじみ語った“全日本選手権の名シーン”とは? 華やかな若手ペアと並んで嬉しそうなりくりゅう、全日本で見せた圧巻の演技も。この記事の写真を見る。 演技を終えて、木原はこのように振り返った。 「もったいないミスはありましたけど、そこで冷静に戻れて、次からのエレメンツに集中することができました」 「1点でも(今季の自己最高得点を)超えられたのは素晴らしいことだと思いますけど、ミスが出たのは反省して取り組んでいきたいと思います」 三浦も言う。 「いちばん大きな得点源がなくても超えてきたのはよかったと思います」
木原が明かす改善点
ショートプログラムでも完璧な演技とはならず、「練習でできているのに発揮できていない」と木原が語っていたように、課題はまだある。ただ一方で、地力をあらためて証明した大会ともなった。 むろん、2人は安住するつもりはない。 三浦は語る。 「自分たちの納得がいくショートとフリーがまだできていないですし、(1つの試合で)同時にショートとフリーを滑り切ることができていないので、シーズン後半戦に向けて、試合のようなシミュレーションを増やしていけたらと思います」 木原は、ここから改善していきたい意思とともに、改善点の一例をあげる。 「グランプリファイナルの前にトランジションを変えたんですけど、しっくり来ていないので、変えるのか、古いバージョンをブラッシュアップするのか、考えていきたいと思います」
見据えるのは、ロシア勢も復帰するミラノ・コルティナ五輪
次の大会までの時間がようやく空くことから、しっかり取り組みたいという。見据えるのは3月の世界選手権、そしてその先だ。 先日、2026年のミラノ・コルティナ五輪で、国を代表しない中立の立場でロシアの選手の参加を容認することが発表された。ロシアはペアの強豪である。木原は言う。 「パリ(五輪)の状況などを見ていて、必ず戻ってくるだろうなと思っていたので想定内です。彼らは技術力を持っているので、それに追いつけるように努力していかないといけないと思っています」 圧勝した今大会は、近年の活躍からすれば意外なことだが、2度目の全日本優勝だった。そもそも全日本選手権に出場するのは5年ぶりのことだ。 2019年の全日本選手権に出場後の2020年、2021年はコロナ禍にあった。カナダを拠点とする2人は帰国することによって隔離期間など練習に大きな影響が及ぶため、出場しないことを決めた。 2022年はアクシデントに見舞われた。カナダからの帰国便の大幅な遅延に遭遇し、2人は大会の開幕日当日になって会場の大阪に到着した。だが、スケート靴や衣装は届かず、欠場をよぎなくされた。 昨年は木原の腰椎分離症により、出場できなかった。
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