Lenovo、SteamOS搭載ポータブルゲーミングPC
Lenovoは、1月7日~1月10日に米ラスベガスで開催中のCESに出展し、ノートPCや周辺機器などの各種製品を展示している。 【画像】Legion Go S(8", 1) ■ SteamOS対応のポータブルゲーミングPC Legion Goは、Windowsベースのポータブルゲーミングデバイスとしておなじみの製品だ。大手PCメーカーが販売している製品としてはASUS ROG Allyと人気を二分していると言っても過言ではない。 今回LenovoがそのLegion Goシリーズの最新製品として発表したのが「Legion Go S(8", 1)」だ。 最大の特徴はValveとの提携により、SteamOSを搭載したモデル「Legion Go S(8", 1)―Powered by SteamOS」というバリエーションが用意されていることで、SteamのIDを入力することで、簡単にゲーミングデバイスとして利用できる。 Legion Go S(8", 1)は、AMDがLenovoのために用意した専用のRyzen Z2 GoないしはRyzen Z1 Extremeを採用しており、最大32GBのLPDDR5x-6400、最大1TBのSSD(PCIe 4.0)というスペックになっている。 ディスプレイは8型WQXGA(1,920×1,200ドット、120Hz、500cd平方/m)のパネルを採用しており、55Whのバッテリを搭載して、85%までの充電が60分でできる急速充電をサポートしている。本体サイズは299.0×127.55×22.6mmで重量は740g。 また、今回のCESには「Legion Go(8.8",2)」と呼ばれる次世代モデルの参考展示も行なわれた。8.8型WUXGA(1,920×1,200ドット、144Hz、500cd平方/m)のパネルを採用したディスプレイがやや大型になった製品だ。 CPUはRyzen Z2 3.3GHzに強化されている、32GBのメモリ、最大1TBのストレージで、バッテリは74Wh。コントローラ部分を取り外してタブレットとしても利用が可能。 タブレット時は206×136.7×22.95mm、890g。コントローラ込みで295.6×136.7×42.25mm、1,079g。 1月から提供開始予定で、729.99ドルから。5月には追加のSKUが用意される予定で、そちらは599.99ドルとなる。Legion Go S(8", 1)―Powered by SteamOSは5月から提供開始予定で、499.99ドルから。 ■ Core Ultra 200HXとGeForce RTX 50シリーズを搭載したゲーミングノート Legion Pro 7i(16", 10)は、CPUにCore Ultra 200HX(最大でCore Ultra 9 275HX)を、dGPUにGeForce RTX 5090 Laptop GPU/24GB GDDR7(175W)を採用したハイエンドゲーミングノートPCになる。ディスプレイは16型WQXGA(2,560×1,600ドット、500cd平方/m)の OLEDパネルで、240HzのリフレッシュレートでNVIDIAのG-SYNCに対応している。 メモリは64GB(DDR5-6400)で、メモリソケット2つに32GBのSO-DIMMが入る形になっており、最大で2TB(1TB+1TB)のストレージ構成が可能だ。バッテリは99.99Whと大容量で、本体サイズは364.38×275.94×21.9~26.65mm、2.72kgとなる。 Lenovoはこのほかにも、以下の製品を展示していた。 ・Legion Pro 7i(16", 10) 3月出荷開始予定、2,399ドルから ・Legion Pro 5i(16", 10) 5月出荷開始予定、1,499ドルから ・Legion Pro 5(16", 10) 6月出荷開始予定、1,399ドルから ・Legion 7i(16", 10) 6月出荷開始予定、1,599ドルから ・Legion 5i(15", 10) 5月出荷開始予定、1,149ドル ・Legion 5(15", 10) 5月出荷開始予定、1,149ドル
PC Watch,笠原 一輝