【バレー】川野琢磨×櫻井信人(駿台学園高)「すごく頼りになりました」 インターハイ優勝ダブルエースの相乗効果
――櫻井選手は今年、「琢磨に負けたくない」という言葉をよく口にしています。JOC杯で川野選手が最優秀選手賞にあたるJOC・JVAカップを獲得したときはどんな気持ちだったのでしょうか? 櫻井 そのときはふつうに琢磨だよな、って。 ――それでは、高校1年生時の春高で川野選手が活躍したときは? 櫻井 外から見ていて、さすがだなって(笑) ――負けたくない、という思いはいつごろから抱くようになりましたか? 櫻井 2年生の春高が終わってからですね。同期のスパイカーが活躍していて、自分は試合で何もできていなかったので。自分たちの代になったからには負けたくない、という気持ちはありました。 川野 信人はあまり試合に出ていませんでしたが、自分たちが1年生のときも3年生を相手に練習でスパイクを決めていました。試合に出られていないだけで、すごいスパイカーだとわかっていたので。自分たちの代では絶対に有名になって、活躍できる選手だと思っていました。今、こうやってすごいスパイカーでいてくれるのはありがたいし、うれしいです。 櫻井 琢磨は今、高校生を代表するぐらいのレベルの選手です。負けたくない気持ちもありますが、これから国スポと春高があるので、優勝して三冠できるように頑張っていきたいです。 ――改めて10月に行われる国スポの目標はいかがでしょうか? 2人 優勝したいですね。 川野 信人は前衛でも後衛でもしっかり決めてくれるので、自分がもし決まらなくても決めてくれるという信頼感があります。国スポでも爆発してほしいですね。 櫻井 自分は序盤が苦手なのですが、そのときに琢磨がしっかり決めてきてくれるので。次の大会でも全部打ちきってほしいです。 川野琢磨 かわの・たくま/身長197㎝/最高到達点335㎝/渕江中(東京)/アウトサイドヒッター 櫻井信人 さくらい・まこと/身長182㎝/最高到達点330㎝/サレジオ中(東京)/アウトサイドヒッター 取材/田中風太(月刊バレーボール編集部) 写真/山岡邦彦(NBP)、月刊バレーボール編集部
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