「ケンカや殴り合いが...」鎌田退団のラツィオ、内紛報道にSDが言及。移籍した元10番には苦言「卑怯で恩知らず」「金をほしがった」
「ラツィオのために働かなければならない」
鎌田大地が1年で退団したラツィオはこの夏、大きくチームを変えている。 契約更新の交渉がまとまらずに鎌田が去り、それを機に編成を巡って衝突したイゴール・トゥドール監督も退任したラツィオ。さらに、主将だったチーロ・インモービレ、司令塔のルイス・アルベルト、そしてフェリペ・アンデルソンと、近年の主力だった選手たちも相次いで移籍した。 【PHOTO】2024年夏に海外で新天地を求めたサムライたち 長年腕章を巻いたインモービレがいなくなったことで、キャプテンマークを巡る騒動もぼっ発した。マルコ・バローニ新監督はマッティア・ザッカーニを主将としたが、選手たちはダニーロ・カタルディを支持していたと言われ、上層部とチームとの亀裂も噂されている。 これを受け、アンジェロ・ファビアーニSDは8月1日、『Lazio Style Radio』で「多くのことが言われ、記事にされているが、ほとんど的外れだ。根拠がない」と強調した。『calciomercato.com』が伝えた。 「ロッカールームでケンカや殴り合いがあったという話も耳にした。だが、チームは素晴らしいキャンプをしたんだよ。確かに私はほかの仕事でキャンプ地にいないが、チェックしている。監督からは非常に落ち着いた雰囲気で満足と聞いている。これほどの雰囲気は数年ぶりという者もいた」 「新たなメソッドがあるときは、技術面の変更があり、全員が新たなルールに従うものだ。カタルディと彼のラツィオ精神には最大の敬意を払っている。だが、我々全員がラツィオに雇われているのであれば、ラツィオのために働かなければならない」 一方で、同SDはサウジアラビアに移籍した元10番のルイス・アルベルトに苦言も呈した。クラウディオ・ロティート会長との関係が良くなかったと話した選手について、『Lazio Style Channel』で「選手としては彼を評価している」としつつ、こう話している。 「今になってロティートに対して怒るのは、少し卑怯というものだ。1月、私は会長に彼との契約延長を迫った。重要な契約延長だった。だが後になってモチベーションがないと言う。真実を言えばいいんだ。もっと金がほしくてあそこに行ったとね。サッカー界はまず恩知らずがあるというのが本当だが、何事にも限界はある」 世代交代を含めた大幅な刷新が注目されるラツィオ。クラブの決断は吉と出るのか、凶と出るのか。2週間後に開幕するセリエAでの戦いぶりが注目される。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【関連記事】
- 「もうボッコボコに言われて」鎌田大地、伊メディアの“手のひら返し”批判に言及「試合に出て『コイツすごい』となって、退団でまたボッコボコ」
- 「ラツィオは死ぬほどブーイング。プレミアは温かい」鎌田大地の発言にイタリアメディアが怒り「カマダが暴言」「ファンを攻撃した」
- 「信じられない発言」「衝撃を与えた」鎌田大地のラツィオサポに対するコメントにイタリア騒然!「首都を凍らせるセンセーショナルな不満」
- 「スペインでよかった」1位通過の大岩Jがまさかの優勝候補と対戦。それでも内田篤人がそう主張する理由は?【パリ五輪】
- 「ロマーノさんが誤報を流すから」鎌田大地が移籍騒動を回顧、著名記者に“苦言”「ファンのヘイトが全部オレに向かった」