菅野智之

　米大リーグ、オリオールズは１６日、巨人から海外ＦＡ権を行使した菅野智之投手を獲得することを発表した。公式ＳＮＳに日本語で「菅野智之投手、オリオールズへようこそ！」と記した。ＥＳＰＮのジェフ・パッサン記者によれば、１年総額１３００万ドル（約２０億円）で合意したという。 ◆ようこそ菅野智之…オリオールズ公式が歓迎ポスト【写真】 　２０２０年オフにはポスティングシステムで移籍を目指したが合意に至らず、巨人に残留した右腕。念願のメジャー入りが決まり、Ｘ（旧ツイッター）では「菅野智之」がトレンド入りし、祝福コメントが並んだ。 　Ｘでは「オリオールズファンの皆さん良かったですね。現日本最強投手を取れて」「勝敗予想１２勝７敗　防御率３．５８」「夢のスタートラインだと思いますので、精一杯楽しんでください」「おめでとう」などのコメントが寄せられた。 　オリオールズは今季、ア・リーグ東地区２位でプレーオフに進んだ強豪。エースのコルビン・バーンズがＦＡとなり、先発の補強が急務だった。かつては、巨人ＯＢの上原浩治さんらが所属していた。 　菅野は、神奈川・東海大相模高から東海大を経て２０１３年にドラフト１位で巨人入団。１７年から２年連続で沢村賞。セ・リーグ最優秀選手（ＭＶＰ）は１４年、２０年、２４年に選ばれた。 　今季は１５勝３敗、防御率１・６７で、セ・リーグ最多勝と最高勝率の２冠。通算では２７６試合で、１３６勝７４敗、防御率２・４３。１５８５奪三振。