iOS 18にアップグレードせずに、Appleのセキュリティをアップデートする方法
iOS 18には新しい機能が満載ですが、このような大型アップデートのインストールはまだ少し様子を見たい慎重派もいるでしょう。 しかし、従来の技術的なアドバイスでは、アップグレードにはデバイスのセキュリティ脆弱性からデバイスとそのデータを保護する重要なパッチが含まれているため、デバイスを頻繁にアップデートすることを推奨しています。 そこで、最新のiOSバージョンにアップデートするのは、数日、数週間、数カ月間待ってからにしたいという慎重派に朗報です! iOS 17を使い続けながら、iPhoneをセキュリティ上の欠陥から守る方法があります。
iOS 17.7のリリース候補(RC)が誕生した背景
iOS 18のリリースが間近に迫る中、Appleは開発者とパブリックベータテスター向けにiOS 17.7のリリース候補(RC)を送信しました(これを最初に指摘したのは9to5Mac)。 RCは、一般公開まであと一歩のバージョンのiOSであり、RCにバグや不具合が見つからなければ、Appleは準備が整い次第、一般ユーザーにまったく同じアップデートを送信します。 iOS 18がもうすぐリリースされるというのに、なぜiOS 17の新バージョンをリリースするのでしょうか? この17.7アップデートには、新機能はまったく含まれていませんが、今後リリースされるiOS 18アップデートに搭載されるセキュリティパッチが含まれています。 これにより、iPhoneをiOSの新しいバージョンにアップデートすることなく、デバイスのセキュリティを保護することができます。 Appleが実際にどのようなセキュリティ脆弱性を修正したのかは、リリースノートの公開(日本時間9月17日)以降にわかってくるでしょう。
iOS 18にアップグレードせずにiOS 17のセキュリティアップデートをインストールする方法
今すぐiOS 17.7にアップデートすることは可能ですが、そのためには通常ならiPhoneをAppleのベータプログラムに登録する必要があります。 しかし、このアップデートは間もなくリリースされる予定なので、登録する必要はありません。今できることは、日本時間9月17日にロールアウトするiOS 18のアップデートを無視し、iOS 17のリリースサイクルのままにするようiPhoneを設定することです。 そのためには、以下の手順を進めましょう。 「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」>「自動アップデート」へ進む。 このページで表示されている2つのiOSアップデートオプションを無効にし、セキュリティ対応とシステムファイルが有効になっていることを確認する。 セキュリティアップデートは引き続き受信され、しばらくの間ご使用のスマホは保護された状態が維持されます。 ただし、iOS 17のサポートは永遠に続くわけではありません。 近い将来、どこかの時点でiOS 18にアップデートしなければならなくなります(Appleは通常、最新のOSを稼働させるには古すぎるiPhoneに対しては、セキュリティのみのアップデートを保留します)。 しかし、その時点までにアプリ開発者がiOS 18のバグや問題のほとんどに対処しているはず。また、古いiPhoneに対して同様の対応を行なってくれることをAppleに期待しましょう。 Source: 9to5Mac
春野ユリ