年末年始のデータ整理に「2.5GbE対応」は武器になる! アイ・オー・データの新型家庭用NAS「LAN DISK L モデルE」の実力をチェック!
HDD1台構成の入門モデル「HDL1-LE02」
HDL1-LE02は、HDDが1台構成ということもありデスクトップ向けの外付けHDDとほぼ同一のサイズ感を実現している。サイズは約45(幅)×142(奥行き)×171(高さ)mmとなる。 本体の正面には電源/ステータスランプが用意されている。背面には電源ボタン、USB 2.0 Standard-A端子、USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子、2.5GBASE-T端子と電源入力端子が並ぶ。 USB 3.2 Gen 1 Standard-A端子は外付けUSBストレージへのデータバックアップに利用できる。本機はHDDが1台しかないため、USB HDD/SSDを使って定期的なバックアップをすることをお勧めする。 NASというと簡単にHDDを着脱できる設計となっていることが多いが、本製品の場合はネジを2つ外すとHDDにアクセスできる。ツールレスではなくネジ回しが必要ではあるものの、HDDの着脱自体は難しくない。
RAID/拡張ボリューム対応の「HDL2-LE02」
HDDを2台搭載するHDL2-LE02は、先述の通りRAIDと拡張ボリュームの構築に対応しており、初期設定では拡張ボリュームを使うようにセットアップされている。 搭載するHDDが増えた分、ボディーは約83(幅)×144(奥行き)×185(高さ)mmと、HDL1-LEシリーズよりも少し大きめだ。ただし、2台搭載モデルとしてはコンパクトな部類に入るので、卓上設置も苦にならない。 HDDの搭載台数が増えたことに伴い、HDL2-LEシリーズには冷却ファンが搭載されている。そのため、ファンレス設計のHDL1-LEシリーズと比べると、動作時の騒音は少し大きくなる。ただし、エアフローを十分確保できる場所なら、回っても気になるほど大きな音にはならない。 なお、搭載されている基板(マザーボード)は、HDL1-LE02シリーズとHDL2-LE02シリーズで変わらないようだ。背面のポート類の配列も、両シリーズで共通となる。 HDL2-LE02シリーズについては、本体カバー上部にあるボタンを押しながらスライドするとHDDベイにアクセスできる。RAIDや拡張ボリュームに対応しているせいか、HDL1-LE02シリーズと比べるとこの辺は“楽”な設計となっている。