道端に咲くオレンジの花の正体 茎には毒…「切ったら黄色い汁」 自治体が続々と「注意喚起」 強い繁殖力も特徴
■「ナガミヒナゲシ」に注意喚起 自治体が次々と公表
大阪府堺市では5月2日、ホームページで「ナガミヒナゲシ」に関する注意喚起を行いました。道端に咲いていても、素手で茎を触ったり折ったりしないよう呼びかけたほか、自宅の庭などに生えている場合、ゴム手袋などをつけて注意して駆除をするよう求めています。 堺市には去年まで、ナガミヒナゲシに関する相談は寄せられていませんでしたが、ことしに入って数件あったということです。内容は「空き地に咲いていて、近くで遊ぶ子どもが触ると危ないため処理できないか」などといった相談でした。しかし、ナガミヒナゲシは国の駆除対象となる「特定外来生物」には指定されていません。そのため堺市は注意喚起として、市民に初めて呼びかけることにしたということです。 このような注意喚起は、大阪府貝塚市や八尾市、京都府大山崎町などでも4月から5月にかけて出されています。 一見、可愛らしいナガミヒナゲシ。しかし繁殖力が強く、触ると害のある花なので、道端で見かけても触らないよう気をつけてください。 (関西テレビ報道センター記者 鈴村菜央) (内容には2023年5月15日の「newsランナー」で放送した取材が含まれます)