【大相撲】阿武咲、引退会見「同じ時代に生きられてよかったです…」同学年のライバル、元大関・貴景勝の話題で涙
18日に引退を発表した大相撲の元小結阿武咲(本名・打越奎也、青森県中泊町出身、28)が19日、東京・両国国技館で引退会見を開いた。年寄名跡の襲名資格はあるが相撲協会には残らず、スキンケア商品などを扱う仕事に就くと語った。引退相撲は来年6月1日に国技館で行う。 幼少期からずっと競い合ってきた同学年のライバルで、秋場所で引退した湊川親方(元大関貴景勝)の話題が出ると表情が一気に崩れ、涙があふれ出した。 「同じ時代に生きられてよかったです…。ほんとにありがとうと」 昨年初場所で湊川親方と優勝を争ったことが一番の思い出として残っている。湊川親方に引退の連絡を入れると「『おれら頑張ったよな』と。うれしかったです」と話した。 肩、腰、足首などにけがを抱え、最後は「日常生活でもちゃんと歩けなかったり、妻にもほとんど介護みたいに肩を借りたりという生活」。5歳から始まった23年間の相撲人生に「悔いはありません」と言い切った。
中日スポーツ