長嶋茂雄氏「今、何を話せばよいのか」「巨人が勝った時の笑顔しか浮かんできません」渡辺恒雄主筆死去を受けコメント
「ナベツネ」の愛称で知られた読売新聞代表取締役主筆の渡辺恒雄さん98歳が19日、午前2時に肺炎のため亡くなったことを受け、長嶋茂雄・読売ジャイアンツ終身名誉監督(88)が球団を通じてコメントを発表した。 「突然の訃報でした。しばらくは、何が起こったのか、頭は白紙の状態でした。古く長いお付き合いで、巨人を離れても沢山の思い出があります。今、何を話せばよいのか、巨人が勝った時の渡辺さんの笑顔しか浮かんできません」と渡辺氏の訃報に悲痛な思いを伝えた。 長嶋氏は93年から自身2度目となる巨人監督を務め、翌94年にはリーグ優勝。96年は首位に最大11.5ゲーム差をつけられながら大逆転のリーグ優勝を果たし、伝説の「メークドラマ」が生まれた。渡辺氏は96年12月から巨人の球団オーナーに就任。2001年まで監督を務めた長嶋氏とともに、巨人だけでなくプロ野球界の発展にも大きく貢献した。