モナコ南野拓実“4度目”となるカタールでの大会参加 22年W杯ではPK失敗も「僕はすごく好き」
【ドーハ(カタール)5日=金川誉】フランスのスーパー杯「トロフェ・デ・チャンピオンズ」パリSG対モナコが、2022年カタールW杯も行われたドーハのスタジアム974で行われた。モナコの日本代表MF南野拓実は先発フル出場を果たした。試合は0―0の後半アディショナルタイム、パリSGのフランス代表FWデンベレに決勝ゴールを奪われて0―1と敗北。今月16日に30歳を迎える南野は、20代最後のタイトルを獲得することはできなかった。 【写真】ピッチに座り込む南野拓実 2016年のリオ五輪最終予選、22年カタールW杯、24年アジア杯、そして今回と、カタールでの大会参加は4度目となる南野。W杯では1次リーグでドイツ、スペインに勝利し、ラウンド16のクロアチア戦ではPK戦までもつれ込んだが、自身が1番手のキッカーとして失敗し「人生最悪」という敗北も味わった場所だ。しかし今回の“再訪”に「新鮮な気持ちでした。代表で来るのと、チーム(モナコ)でくるのは違うので。すごく町もいい雰囲気ですし、W杯の影響もあると思いますけど全てが新しくて。ポジティブな雰囲気しかないので、僕としてはすごく好きです」とカタールへの印象を語った。 この日は3万9682人の観客が集まり、タイトルがかかったビッグマッチを盛り上げた。「いつもここ(カタール)の雰囲気はいいし、今日も思ったより観客が入って、いい雰囲気の中でプレーすることができて、非常にいい経験になりました。しかし最後のところで負けてしまったので、悔しい気持ちが強いです」。敗北の悔しさが上回ったが、カタールという国には好印象を抱いている様子だった。
報知新聞社