森友学園・籠池理事長が証人喚問後に記者会見(全文1)FAXは重要なポイント
土地取引について
次に土地取引について申し上げます。小学校の建設用地である豊中の国有地の存在については不動産屋さんから平成25年に紹介を受けました。これは素晴らしい場所だと思い、小学校のために土地を確保したいと思いました。その土地は国有地ということで、平成27年5月29日に定期借地契約を締結しました。その土地の買い上げの条件として10年だったものを、もっと長い期間へと変更できないかとの思いから、私たちの教育理念に賛同している昭恵夫人に助けていただこうと考えまして、昭恵夫人の携帯に電話をいたしました。平成27年の10月のことで留守電でしたのでメッセージを残しました。 後日、内閣総理大臣夫人付の谷査恵子さんという方からご連絡をいただき、なかなか難しいとのご返事をいただきました。平成27年11月17日に総理夫人付の谷査恵子さんからいただいたFAXでは、大変恐縮ながら現状ではご希望に添うことはできない。なお、本件は昭恵夫人にも、すでに報告させていただいておりますというお言葉をいただきましたが、お骨折りに感謝しておったところでございます。 しかしながら私は財務省の中で、この間にどのようなことが起こっていたのか詳しくは存じません。昭恵夫人、谷さん、財務省の関係者に詳しくその経緯を聞いていただきたいと思います。あの土地にヒ素や鉛などの有害物質があるということは契約上も明らかだったのですが、平成28年の3月に入って工事が始まってから新たに生活ごみが出てまいりました。ヒ素や鉛などの有害物質は、もうすでに取り除きまして、そののちに生活ごみが出てまいったということです。 その後、工事を施工していた業者に弁護士を紹介していただきまして、以降の土地取引に関する一切の交渉をお願いしました。最終的に土地価格は8億円余りも値引きもされた1億3400万円になったとお聞きして、想定外の大幅の値下げに、その当時はちょっとびっくりしました。売買契約を結びました。私は交渉の詳細について、詳しくは承知していないのですが、値引きの根拠などについては近畿財務局、当時の迫田理財局長、酒井弁護士にお聞きいただきたいと思います。 先日、私は大阪府への小学校設置認可申請を取り下げました。これは顧問弁護士だった酒井先生にご指示によるもので、私は断腸の思いで申請を取り下げました。しかし、その後、なんら事態は改善することなく、むしろこの問題で私だけを悪者にするような政府の要人や大阪府知事の対応を見て、何かおかしいと気付き始めました。財務省の佐川理財局長の部下の嶋田さんが10日間、隠れていてと顧問弁護士の先生から申し伝えられたことも、そのときはなんだろうと不思議に思っておりました。 平成29年3月15日になって、もうこれ以上、関わることができないと突然、顧問弁護士の辞任の申し出をいただきましたが、私には何があったのか理解できていません。酒井先生が財務省近畿財務局や大阪府とどのような関係があったのか、ぜひ国会でも聞いていただきたいと思っております。 この問題で国会で議論されるようになってから、私の妻のところに昭恵夫人からメールをいただいております。私の妻と私が今、大変なことには想像が付きますが、主人、いわゆる安倍総理にとっても大変なことに巻き込まれたということもご理解いただきたいと思いますとか、私が関わった、いわゆる安倍昭恵夫人が関わったということは裏で何かがあるのではと疑われないようにという口止めとも取れるメールが届きました。 あんなに私たちの学校の開校を楽しみにしてくれていて、考え方に非常に共鳴しているですとか、森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いていると総理もおっしゃっていただいていたのに、どうしてなのか割り切れない思いです。熱心に協力していただいておったと私は思っておったんですけれども、途中で態度が変わったということだと思っております。 私は純粋に自分の理想とする教育を実現するために小学校設立に夢中になって走り続けてきました。その途中で多少、無理をしてしまったこともあるかもしれません。でも私が昭恵夫人や畠先生にお願いした先で、どのような対応がなされたというのは本当に分かりません。国有地の大幅な値下げ、値引きなど、一連の経緯の真相を明らかにするためにも、私だけをトカゲの尻尾切りで罪をかぶせようとするのではなくて、まず私がこうして国会の場で正直にお話をさせていただきました。どうぞ、ぜひそのほかの関係者の方々を国会に呼んで事実関係をお聞きいただき、真相究明を進めてくださいますよう心からお願い申し上げます。 ということを国会で陳述させていただきまして、やはりきちっとした真相を究明していただくということが一番重要だと思っております。小学校がもう設置認可というかオッケー、開校していいですよという状態から、今はもう開校はできないということで非常に落胆、失望しております。訳の分からない空気、訳の分からない力が何か動いていて、その力によって物事が進み、そしてまたなくなっていってしまっているんじゃないかなというふうに思います。それは何なのか、それを究明していただきたいと思っています。若い人たちが引きこもりにならないように、はい、以上であります。 訂正。それと、先ほど国会のほうでお話ししました中で安倍晋三記念小学院と書いておりました配布資料、振込用紙。これは平成26年に配布を止めております。で、私は事務方のしたことは、全ては把握しておりません。当初配布した、大量に配布したものがあって、それが出回っていたら、それは私には分かりません。それはタイムラグがあるということです。それとこれは? これは? これ。 山口:配布している資料のほうをちょっとご説明させていただきたいんですけど、お手元のほうに皆さま、FAXのコピーがありますでしょうか。この資料については携帯番号の書いてるほうが1枚目で、それで2枚目のほう、それでホチキス留めされていました。 で、これは上記されてる日付のほうに、内閣総理大臣夫人ですね、安倍昭恵さん付の谷査恵子と。この人は経産省の、キャリアかはどうか分かりませんけど、経産省の職員みたいですけども、が、として出向してたこの人から送られてきたFAXの内容と、こういうことになります。で、なんか先生、言いたいことあります? この資料について強調しておきたいこと。〓***チョウノホウ 005722〓。一応ファクスはこういうものだって説明を。 籠池:ああ、そうですよね。このことで大きく物事が進み始めたんだろうなとは私は思っております。その重要なポイントになるFAXだと思います。そういうことですね。 山口:〓*** 005758〓のほうから〓**** 005759〓いいですか。 【連載】森友学園・籠池理事長が証人喚問後に記者会見 全文2へ続く